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2020年2月18日 (火)

プレイバック信長・(13)桶狭間の戦い(前)

【アバンタイトル】

戦国時代と言っても、日本全国、
毎日のように戦をしているわけではなかった。
京都など一大消費都市を中心に、人の往来、商品の流通も多くなると、
大名の商業政策もあって、経済活動は徐々に活発になっていった。

そういう中で、特に堺は商業都市として発達し、
海外貿易においては日本一の規模を誇っていた。
当時堺を訪れた宣教師・ラスパル・ヴィレラは、本国への報告書の中で、
堺は甚だ富み、住民多数にしてベニスのごとき政治を行えり、と書いている。

そのころのベニスは、新大陸の発見や
喜望峰周りの新航路の発見で、急速にその力を失っていたが、
地中海貿易を中心として、一時は世界一の商業都市であり、
共和制による自由都市でもあった。

堺も、会合衆という組織によって自主的に町を運営し、
周囲に堀を巡らせて大名の支配を拒否していた。
いわゆる自由都市である。
当然、信長にも興味があったはずである──。

 

このころの都は三好長慶や松永久秀によって支配され、
13代将軍足利義輝は、彼らの力に屈していました。
そんな時、尾張一国を統一した織田信長は
京に上洛し、将軍義輝に謁見して事の次第を報告します。

信長は、翌朝から京都、奈良、大坂と回って
堺の活気あふれる町を見学します。
京の都から戻った信長は、尾張上4郡北東の丹羽郡にある岩倉城を攻め、
上4郡守護代の織田信賢を降伏させ、名実ともに尾張を統一します。

 

その年の秋、新たに来日したヴィレラ神父とロレンソ修道士は
トルレス神父の要請により、都での布教許可を得るために豊後を出発しました。
日本人に違和感を与えないように、着物姿での上洛です。

道中、長雨により10日以上も船が出せないところ、
祈祷で雨を鎮めるために銅銭1枚ずつ徴収していたのですが、
「悪魔が作ったものに金は出せない」と神父は言ってしまい
ロレンソが慌てて火消し役に回るなど、内にも外にも前途多難です。

 

半年後・永禄3(1560)年5月、今川義元がついに動き出しました。
「駿河・遠江・三河の軍勢とならば、その数3万にも達しようと思われまする」
佐久間盛重の報告に、信長は表情を動かしません。
ともかく、急いで重臣たちを集めて軍議が開かれます。

各部隊とも増員を希望しますが、
本体から分け与えることはできません。
今川3万に対して織田は4000でしかなく、
これ以上、数の減少をさせたくはないのです。

 

5月17日、今川の軍勢がいよいよ尾張に現れました。
それに伴って、今川軍勢17000という数が正式発表されました。
3万と比べれば話は半分ですが、
だからといって安心できる数字ではありません。

国境に最も近い丸根砦には、佐久間盛重ら350が守っています。
柵からは80丁の鉄砲が整然と並び、その時を待っています。
敵の雄たけびが近づいてきて、盛重が手を振ると、
鉄砲が一斉に火を噴き、柵をよじ登る兵には槍隊や弓隊が応戦します。

丸根砦の戦いには、今川側の部隊として
松平元康が参戦していました。
今川の人質となっている元康は、
そう容易に死ぬわけにはいかず、声を出して一生懸命に戦っています。


とはいえ、多勢に無勢、
盛重は敵に囲まれ、くし刺しにされてしまいます。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
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[出演]
緒形 直人 (織田信長)
菊池 桃子 (帰蝶)
高橋 惠子 (るい)
的場 浩司 (池田恒興)
滝田 栄 (柴田勝家)
──────────
高木 美保 (しの)
橋爪 淳 (前田利家)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
田中 健 (佐久間信盛)
清水 綋治 (松永久秀)
稲川 淳二 (ロレンソ)
──────────
郷 ひろみ (松平元康)
本郷 功次郎 (佐久間盛重)
宇津井 健 (林 通勝)
平 幹二朗 (加納随天)
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制作:八木 雅次
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
    :NHKテクニカルサービス
演出:重光 亨彦

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