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2020年3月24日 (火)

プレイバック信長・(23)京への道

【アバンタイトル】

その昔、中国人は自分たちの国が世界の中心だと思っていた。
そして地方には文化の低い国々が広がっていると信じていた。

そこで、北方の国々を「北狄(ほくてき)」と呼んであざけっていた。
西方を「西戎(せいじゅう)」と言った。
東方にある日本は「東夷(とうい)」と言った。
そして南方の国々を「南蛮(なんばん)」と言った。

当時の日本人がポルトガル人を南蛮人と呼んだのは、
中国のこの表現をそのまま使ったものである。
ポルトガル人はインドやマカオを通って、
まさしく南の海から現れたからである。

ちなみに日本国内でも、京の都の人たちは
都の東側の地域を「東夷」と言ってあざけった。
信長は、まさに東側に住む東夷のひとりである。

その信長がついに美濃を平定し、今、東から京の都へ目を向け始めていた。
フロイスたち宣教師も、都での布教を目指していた。
京の都は、東夷からも南蛮からも、
熱いまなざしをもって見られることになったのである──。

美濃を平定した織田信長は稲葉山城を岐阜城と改称し、
斉藤家重臣の稲葉良通を軍議の列に加えます。
その上で、新しい美濃の国づくりを重臣たちに指示します。

その重臣たちの中から、特に信用できる林 通勝、
佐久間信盛、柴田勝家、池田恒興を別室に集め、
信長の足利義昭を奉じての上洛を諮らせます。

越後上杉、甲斐武田、安芸毛利にも、
義昭から声がかかっているにもかかわらず、だれも動こうとしていない現状で、
それを先んじての信長の上洛に、武者震いを隠し切れない面々です。
そのためにも、上洛への道中に存在する戦国大名たちとも同盟を結んでおかなければなりません。

一方、織田家から縁組を求められている近江浅井家にも
信長が美濃を攻略した報は伝わっており、
縁組の返事を急がなければ、怒った信長が
攻め込んでくるかもしれないという雰囲気になってきています。

信長は上洛の準備として、北伊勢の神戸城、亀山城、長野城を滝川一益に攻めさせ、
その間、お市を浅井長政と縁組させます。
初めこそデカい女は嫌だと縁組を断っていた長政でしたが、
お市の美貌にすっかりとりこになってしまいます。

堺に暮らす帰蝶は、商いは面白いと、最近では自ら商品を集めているとのことです。
その帰蝶が珍しいものを手に入れたと、美濃に向かう堺の商人・庄右衛門に届けさせます。
それは黒い玉のようなもので、絵図が書かれているようです。
これがこの世か、と感心した信長はそれを奇妙丸に与えます。

その帰蝶は堺で、キリスト教徒が集まる教会を見つけます。
キリスト教には興味がない帰蝶ですが、長屋の奥に貼ってある美しい母子の絵に惹かれたのです。
帰蝶はルイス・フロイスに譲ってほしいと懇願しますが、断られてしまいます。
「譲れません。でも、また見に来られたらよい」

信長は、思い立ったように加納随天を尾張から呼び寄せます。
そして上洛の思いを告げ、随天に意見を求めます。
「此度の上洛、不吉にござります。都への入り口にて運尽きておりまする」
随天は、西から死神が現れて、出陣すれば織田家は滅ぶと告げます。

果たして、随天の言う通り、西から女が現れます。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
──────────
[出演]
緒形 直人 (織田信長)
菊池 桃子 (帰蝶)
高橋 惠子 (るい)
的場 浩司 (池田恒興)
鷲尾 いさ子 (市)
滝田 栄 (柴田勝家)
──────────
仲村 トオル (木下藤吉郎)
若村 麻由美 (なべ)
橋爪 淳 (前田利家)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
田中 健 (佐久間信盛)
篠田 三郎 (稲葉良通)
寺田 農 (浅井久政)
辰己 琢郎 (浅井長政)
フランク・ニール (ルイス・フロイス)
──────────
中山 美穂 (ねね)
柴 俊夫 (滝川一益)
宇津井 健 (林 通勝)
平 幹二朗 (加納随天)
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制作:八木 雅次・加藤 郁夫
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
NHKテクニカルサービス
演出:小松 隆

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