« プレイバック信長・(19)信長北上 | トップページ

2020年3月13日 (金)

プレイバック信長・(20)伴天連フロイス

【アバンタイトル】

信長が美濃を攻めていたころ、宣教師ヴィレラたちは
将軍から許可状をもらって京都で布教を始めたが、
思うような成果はあげられなかった。
その上、仏教側の排斥運動などもあって、堺へ逃げたり、また京都に戻ったりしていた。

だが九州地方ではそれなりの布教聖火があげられていた。
当時、豊後国府内にいたトルレス神父は、平戸に続いて、肥前国大村の領主・大村純忠と交渉し、
横瀬浦にポルトガル船を入港させる条件で、そこにポルトガルの町を作ろうと計画した。
大村純忠はこの話に賛成した。

ルイス・フロイスが日本に第一歩を記したのは、
そういう時期の横瀬浦である。
フロイスはこの日から6年後に将軍を推し立てて上洛した信長を訪問するのだが、
この時はまだ信長の存在を知らなかった。

まして信長は、ポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスと
都で会うことになろうとは、夢にも思ってはいなかった──。

丹羽長秀が、北美濃の豪族がひそかに
信長と手を結びたがっていると話を持ってきました。
北美濃は小牧山城の目と鼻の先で、美濃攻めでは最前線になる可能性が高く、
それに恐れをなした者たちがこぞって織田方になびいているものと思われます。

信長はあまり信用できず乗り気ではありませんが、
もしも本当であれば美濃攻めの足掛かりになることは間違いありません。
まずは相手を探るべく、黄金50枚を渡して
兵糧を整えておくようにと長秀に伝えさせます。

 

しのの容態ですが、どうやら血液が関係する病気らしく、動きすぎたり
ゆっくり養生しなさすぎたりすると命に係わるとのことです。
あとは本人の気持ち次第で、良くもなり、悪くもなるそうで、
はっきりしないあたりは、信長は歯がいく感じています。

帰蝶は堺に到着し、信長がひそかに世話を頼んだ今井宗久の屋敷に入ります。
見るもの聞くものすべてが新鮮で、自由に動き回れることに帰蝶には充実した日々です。
堺のにぎわいは帰蝶の気持ちを明るく持たせ、商いにも興味を持ち始めます。

 

九州肥前国の横瀬浦に、ルイス・フロイスはたどり着きました。
病を得、寝たきりになってしまっていたトルレス神父は、フロイスの派遣を
今か今かと待っていて、後事をフロイスに託します。

そんな時、大村純忠の指令をもって、重臣の朝長新介がミサに参加します。
純忠の指令とは、トルレス神父に横瀬浦から大村まで来てもらい、
後藤伯耆守と家族、その家臣に至るまで改宗させたいというわけです。
しかし病状はよくならず、約束の期限までにトルレス神父を大村に連れていくことが叶いませんでした。

横瀬浦から大村への帰路、朝長ら一行は伯耆守の家臣たちに囲まれます。
どうやら後藤伯耆守が改宗したいというのは、
キリシタンたちをだまし討ちするためのうそだったようです。
領内の仏像を焼き払い、先祖の位牌まで処分した純忠への反発が、事件を生んだのでした。

さらに、トルレス神父が豊後の府内から横瀬浦に移した南蛮船用の港で
府内の商人が横瀬浦まで商品を求めてきていたのですが、
南蛮の商人は金だけ受け取ると船にこもって商品を渡さず、
その商人たちの暴発も同時に発生してしまいました。

横瀬浦は焼き払われ、トルレス神父やフロイスは追われてしまいます。
フロイスが日本にやって来て、1ヶ月半のことでした。

 

永禄7(1564)年、信長は本格的に美濃を攻め始めました。
本拠地を清洲から小牧山に移し、
美濃方の鵜沼城、猿喰城を瞬く間に落とします。

10月、朝廷から使者がやって来て、
尾張国内の御領所を回復せよとの命が信長に下ります。
それだけ、信長の実力を朝廷にも認められたということになります。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
──────────
[出演]
緒形 直人 (織田信長)
菊池 桃子 (帰蝶)
高橋 惠子 (るい)
的場 浩司 (池田恒興)
鷲尾 いさ子 (市)
──────────
仲村 トオル (木下藤吉郎)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
大 多貴子
フランク・ニール (ルイス・フロイス)
──────────
中山 美穂 (ねね)
田中 健 (佐久間信盛)
佐藤 慶 (今井宗久)
宇津井 健 (林 通勝)
──────────
制作:八木 雅次
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
    :NHKテクニカルサービス
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
演出:小松 隆一

|

« プレイバック信長・(19)信長北上 | トップページ

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« プレイバック信長・(19)信長北上 | トップページ