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2020年4月 7日 (火)

プレイバック信長 -KING OF ZIPANGU-・(27)対決

【アバンタイトル】

織田信長と対面し、京で布教活動の許しを得るため、
ルイス・フロイスとロレンソは、将軍御座所の建築現場に足を踏み入れますが、
そこで見たものは、作業中にふざけて回る農夫の首を刎ねる
ショッキングな信長の姿でした。

多忙な間を縫って対面の時間を設けてくれた信長は、以前から話に聞いていたようで
特段驚くような対面にはならなかったのですが、
フロイスが出発した西南蛮の国から日本まで、あちこちを経由しながら
2年を費やしたと聞いて、どれぐらい離れているのか絵図を書かせます。

「2年…広いものじゃ」
手書きの絵図を眺めながら、神デウスの教えに従って
その教えを広めるためにやってきたという彼らに
信長は少なからず関心を持ったようです。

信長はフロイスに、都での布教を認めます。
それから間もなく、都にあった教会がフロイスたちの手に戻り、
これまで通り、布教活動を行っていくことになりました。

信長は約束通り2ヶ月で将軍御座所を作り上げ、都の民を驚かせます。

そして堺から帰蝶が挨拶に出向いてきます。
堺の生活に慣れたという帰蝶に、信長は
そろそろ美濃に戻ってくるように勧めますが、
帰蝶にはそのつもりはありません。

京の中で織田の地位が高まるにつれて、仕事量も格段に増えていくわけですが、
そんな中、明智光秀がふと不安を漏らします。
将軍家から越前朝倉義景にたびたび書状が遣わされているというのです。

朝倉家は上洛の際に一人も付き従わず、
将軍の恩をあだで返した形の家となっておりますが、
その憎き朝倉家に対し、たびたび書状を送って懇意とするのは、はなはだ疑問です。

ありそうな話じゃ、と信長は表情を変えません。
将軍となり御座所も完成したところで天下に号令をかけたい義昭には
信長が居座られていてはとても邪魔なのでしょう。

上洛に際して、とても世話になったそのお礼挨拶に、林 通勝が遣わされます。
初めはこの婚儀に大反対であった浅井長政も、そしてお市も
とてもいい相手に巡り合えたと喜んでいます。

しかしその一方で、浅井家と朝倉家のつながりも気になります。
長政によれば相も変わらぬ間柄と言っていました。
林は、今後の朝倉家の行動を気にかけることにします。

光秀が京周辺の道を警護していると、
越前から京まで義昭に付き従っていた者がいました。
急いで越前に戻るところと聞いて、光秀は
将軍家の書状を改めようとします。

一瞬のスキを見計らって逃亡を企てる男ですが、
多勢に無勢、あっという間に捕らえられてしまいます。
そして懐から、将軍御内書を発見したのです。

一度は美濃に戻った信長でしたが、
この年の夏に突然出陣し、伊勢へ攻め込んで平定します。
そしてその報告のためにそのまま上洛したのですが、
将軍家との間に大きな亀裂が生じてしまいます。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
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[出演]
緒形 直人 (織田信長)
菊池 桃子 (帰蝶)
鷲尾 いさ子 (市)
稲川 淳二 (ロレンソ)
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マイケル 富岡 (明智光秀)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
青山 裕一 (足利義昭)
寺田 農 (浅井久政)
辰己 琢郎 (浅井長政)
フランク・ニール (ルイス・フロイス)
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仲村 トオル (木下藤吉郎)
田中 健 (佐久間信盛)
宇津井 健 (林 通勝)
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制作:八木 雅次
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
NHKテクニカルサービス
演出:重光 亨彦

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