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2020年4月28日 (火)

プレイバック信長・(33)信長包囲作戦

【アバンタイトル】

比叡山の焼き討ち後、織田信長はしばらく戦には出ませんでした。
しばらく戦に明け暮れ多忙な日々を送ってきたので、その骨休みなんでしょう。
そして迎えた元亀3(1572)年正月は、嫡男・奇妙丸の元服に始まりました。
奇妙丸は「勘九郎信重」と改名し、重臣の筆頭に列することになりました。

将軍・足利義昭は、信長の許可なく手紙を送ってはならないという
約束事が決めてありますが、どうも守られていないようです。
なので今年は都の出入りを厳重にし、諸国から孤立させることを目標にします。
そして浅井・朝倉の滅亡へとつなげていくつもりです。

義昭は義昭で、一日も早く信長を駆逐せねばと考えていました。
ついには比叡山にまで手を出してしまった失態は許せません。
話を聞いていた細川藤孝ですが、義昭には多少信長を甘く見ているところがあります。
あくまでも信長と戦わない方法を模索します。

しかし義昭は藤孝の進言には耳を貸さず、あくまでも
足利将軍家として新しい流れを作りたいという考えです。
藤孝は平伏しつつ、理解してもらえなかったとがっかりした表情です。

林 通勝が、加納随天の住むあばら家を訪ねてきました。
「まつをどこへ隠した? まつはどこじゃ」と通勝が無表情で尋ねます。
なべの侍女・なつがお毒見で果てた日から、まつは行方知れずなのです。

通勝やるいは、随天が妖術を使って織田信秀に化け、
小脇にまつを抱えて岐阜城を出たと疑っているのです。
随天は知らぬ存ぜぬを通しますが、通勝は全くもって信じていません。

易占いとして嘘偽りを言ったことがないという随天に、
信長は明朝、浅井攻めに出陣し、そのまま上洛することを伝えます。
通勝は織田家筆頭家老として、「水山蹇(すいざんけん)」の卦が出たまま
信長を平常心で見送ることなどできないわけです。

信長は比叡山焼き討ちをしました。これは日本国中知らぬ者はいないでしょう。
であれば、今回の出陣が大吉の大吉でなければ、末恐ろしくて見送れないのです。
「急ぎ易を立てよ。吉が出るまで占え!」

随天は何度も何度も易を立てますが、水山蹇の卦しか出ませんでした。

3月になると、信長は浅井攻めの準備で近江に出陣し、京まで足を延ばします。
そしてすぐ岐阜に戻りますが、信長の身には何も置きませんでした。
通勝は随天の易のいい加減さに呆れ、随天は自分の易に自信を無くしかけますが…。

9月、浅井攻めのために小谷城に出陣します。
虎御前山砦と雲雀(ひばり)山砦に陣を張るものの、敵に戦う気力がありません。
ひとまず今のタイミングで、虎御前山から宮部へ道を作り、
砦全体を大きな砦として敵兵を出迎えれば、確実に勝てるでしょう。

朝倉義景が重い腰を上げ、15,000の兵で出兵してきました。
浅井長政にも出陣の時が迫っていました。

細川藤孝の読みでは、信長と浅井朝倉の戦いで信長が敗れれば
義昭が各地の大名に信長討伐の兵を出すように命令するでしょうし、
そうなれば浅井朝倉、本願寺、三好三人衆、武田上杉、毛利までも
駆けつけるかもしれません。

虎御前山砦の織田本陣に、徳川家康から報告が入ります。
武田信玄が30,000の兵で上洛をするとの話です。
信長をうまいように誘い出し、武田の出兵によってその輪を閉じさせたと
信長は怒り、通勝は愕然とします。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
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[出演]
緒形 直人 (織田信長)
高橋 惠子 (るい)
若村 麻由美 (なべ)
的場 浩司 (池田恒興)
鷲尾 いさ子 (お市)
滝田 栄 (柴田勝家)
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勝野 洋 (細川藤孝)
マイケル 富岡 (明智光秀)
橋爪 淳 (前田利家)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
辰己 琢郎 (浅井長政)
柴 俊夫 (滝川一益)
篠田 三郎 (稲葉良通)
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仲村 トオル (木下藤吉郎)
田中 健 (佐久間信盛)
宇津井 健 (林 通勝)
平 幹二朗 (加納随天)
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制作:八木 雅次
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
NHKテクニカルサービス
演出:吉川 邦夫

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