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2020年5月31日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(20)家康への文 ~ついに桶狭間へ~

永禄3(1560)年、駿府にいた駒は呉服屋の店先に綺麗な浅葱色の布1枚を見つけます。
主人によると今川と織田との間で戦が起きるらしく、
その装束用に買い占められた残りなのだそうです。
「また…戦ですか」

そのころ越前では、明智光秀が称念寺で
相変わらず村の子供たちを相手に教育を施しています。
熙子との間に子どもも生まれ、駒は子どものためにたくさんの薬草と
牧へ例の浅葱色の布を贈ってきました。

ただ、月謝はもらわない方針の光秀だけに、明智家の生活はたちまち困窮します。
弟の左馬助が帰ってきて湯漬けでも出そうと思っても米はなく、
寺に借りに行っても色よい返事はもらえずじまい。
光秀と熙子は話し合い、いただいた駒の薬草を半分だけ質に入れることでしのごうと考えています。

光秀は左馬助を尾張へ派遣し、今川の動き、織田の考えを探っていたのです。
今川義元は、遠江と三河を支配下に置き、尾張への進出をもくろんでいたのです。
「戦は近いぞ。今戦えば、尾張は危ない」

光秀が戦についてあれこれ思案しているころ、義元は
戦支度も根回しも段取りも万端整った、と、出陣の意欲を固めます。
尾張攻めの足掛かりにする大高城は、
地元三河の松平元康に攻めさせるつもりです。

その元康は、駿府の智源院にいました。
祖母の源応尼が首の痛みを訴え、その治療のために
駒とともにやって来ていたのです。
そして、時間が余れば元康は東庵と将棋を楽しんでいます。

元康の父は信長に殺され、母は織田方の実家へ帰され、
祖母の源応尼が元康とともに人質となって今川方で暮らしていますが、
いくさ今川から三河を返還されるまでの我慢と言っても、
戦の度にこう先鋒にさせられては、たまったものではありません。

駒は、芳仁という男が作る「持っているだけで死なない薬」を元康に手渡します。
何にでも効く薬はないが、自分は死なないと信じるのが大事ではないかと、
元康はそれを信じてみようという気になったのです。

5月、義元は25,000の軍勢を率いて尾張を目指します。

尾張・清洲城では、今川が駿河を発ったという知らせで戦々恐々。
丸根砦と鷲津砦の守備がうまくいかないために大将を変えろとか
今川をどう迎え撃つか、和議はどうするのかなどという声に、
信長は飽き飽きして、無表情のまま軍議の席を外します。

帰蝶は熱田宮でのお参りを信長に勧めます。
無論、今川25,000と織田3,000の戦の戦勝祈願が目的ではありますが、
裏目的として、熱田宮にいる元康生母の於大の方と、叔父の水野信元に会いに行くのです。
「松平竹千代? …そうか! いったい誰の入れ知恵じゃ?」

熱田宮にやってきた信長に信元は、元康を今川から離反させると約束します。
しかし、それは今後、織田は三河に野心を持たないことを約束したうえでの条件です。
信長はその条件を呑み、於大から家康への文は菊丸へ託されました。

16日、義元本体は三河岡崎城へ入ります。
元康は翌17日、堺川を越えて尾張へ侵入。大高城へ。
信長は、義元本体が沓掛城から大高城へは桶狭間を経由するルートで進軍すると予想。
地図をじっと見て考え続けます。

元康の元に、於大の文を持った菊丸が控えていました。
「なんだ、春次か」と元康は言いますが、謎の男・菊丸は
水野春次のことで、水野一族であり、
他国へ旅をしているときに菊丸と偽名を使っていた模様です。

文を読んだ元康は、母の愛情を改めて感じ、涙を浮かべます。
春次は、今川が利する戦いから抜けなければ、今川がある限り三河には戻れないと説得。
大戦を控えた元康でした。


作:池端 俊策
脚本協力:岩本 麻耶
音楽:ジョン・グラム
語り:市川 海老蔵
題字:中塚 翠涛
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[出演]
長谷川 博己 (明智十兵衛光秀)
染谷 将太 (織田信長)
門脇 麦 (駒)
岡村 隆史 (菊丸)
木村 文乃 (熙子)
石川 さゆり (牧)
間宮 祥太朗 (明智左馬助)
ベンガル (芳仁)
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川口 春奈 (帰蝶)
風間 俊介 (松平元康)
ユースケ・サンタマリア (朝倉義景)
片岡 愛之助 (今川義元)
真野 響子 (源応尼)
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堺 正章 (望月東庵)
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制作統括:落合 将・藤並 英樹
プロデューサー:中野 亮平
演出:一色 隆司

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