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2020年5月15日 (金)

プレイバック信長・(38)長篠の戦い

【アバンタイトル】

天下を取った織田信長にとって、当面の敵は
東の武田軍と西の本願寺顕如率いる一向一揆でした。
そこで信長は、美濃から近いところにある一向一揆の拠点・伊勢長島を攻撃することにします。

長島城は伊勢から伊勢湾に向けて流れる3つの川の河口付近にあり
攻めるに難く、守るに易い城だったので、信長は時間をかけてじわりじわりと攻撃を続け
ある風の強い日に一気に城下へ火を放ち、城ごと焼き払います。
これで伊勢長島の一向宗徒は全滅します。

信長は、懇意にしているルイス・フロイスとロレンソを呼び寄せ
南蛮の書物などに目を通してみますが、文字が異なるため
そのままでは全く読めるものではありません。
日本では上から下、右から左へ読むのに、左から右、上から下へ、というのは…。

滝川一益が南蛮の戦について尋ねると、フロイスは日本と比較しつつ教えてくれます。
日本、話し合いします。ヨーロッパ、話し合いません。
日本、負けても生きてます。ヨーロッパ、負けたら全員殺されます。
日本、長くて2~3ヶ月、ヨーロッパ、3年…5年…10年…。

フロイスたちは信長に、古くなった教会の新築を願い出、許可されます。
日本の寺院に対抗して、というよりは、
信長自身、南蛮文化を非常に面白がっている様子がうかがえます。

一方で、信長が指示を出した「都~大津」への道で、
道幅3間半、左右に松や柳を植え、日夜掃き清めるように命じておいたはずが
信長がその道を通る時だけキレイにしているという話があり、
信長は大激怒。

道幅を広く取り、キレイに掃き清めよというのは、何も信長のためではなく
一日も早く物が届くように、一日も早く人が行き来できるように考えたことであり
信長がなぜ関所を排したか、楽市を作り座を潰してきたかを考えればわかるはずだ、と
前田利家はじめ担当者全員が、信長のものすごい剣幕で叱責されてしまいます。

天正3(1575)年5月、甲斐・武田勝頼の軍勢が三河の国境に侵入し
信長は一向宗攻めをいったん取りやめ、軍勢を京から岐阜に戻して
徳川家康軍の救援に向かいます。

家康を広っぱに誘った信長は、自分が考えた鉄砲隊の備えを披露します。
3人1組となり、1丁余離れた場所から向かってくる騎馬隊に
鉄砲隊で応戦できるかの実験であります。
初めこそうまくいきますが、次第に間に合わなくなり、何騎か見送ってしまいます。

「ダメじゃな」
がっかりする信長ですが、騎馬隊の先頭はなんとか挫かせられそうです。
信長は、鉄砲隊に少しでも時間稼ぎができるように、
柵を作って騎馬隊の行く手を遮ることにします。

それからというもの、織田軍と徳川軍は、鉄砲隊を広くかき集め、
柵に使う丸太は一人1本以上かついで戦場へ向かっています。
これは、家臣たちだけの話ではなく、織田家および徳川家重臣たちも、
それから家康、信長自身も同様で、丸太を担いでいます。

濃いスモークの中から、20丁にも及ぶ長い二重の柵が現れました。
両軍にらみ合う野原に、諏訪太鼓の一群が謡い、踊りますが、
武田の騎馬隊はその両脇から雪崩を打って駆け込んできます。
しかも一波のみならず二派三派と…。

しかし織田徳川の鉄砲隊も慌ててはいません。時間的に余裕が生まれ、
敵の騎馬隊をしっかりと狙えるようになりました。
そして騎馬隊は鉄砲隊前の柵になすすべもなく、倒れていきます。
「なぜ敵が次々と鉄砲を撃てるのじゃ!? 早急に確かめよ!!」

勝頼の脳裏には、武田の騎馬隊は日本一、というのがあったのでしょう。
相手の鉄砲の仕組みが分かるまでいったん撤退するように
進言する家臣の意見に耳を貸さず、次々と突っ込めの合図です。
そのうち武田の兵力が一気に減少し、完膚なきまでに叩きのめされます。

武田はこの戦いで、旧来からの家臣たちの多くを失い
信長は東側の脅威から解放されました。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
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[出演]
緒形 直人 (織田信長)
若村 麻由美 (なべ)
的場 浩司 (池田恒興)
鷲尾 いさ子 (市)
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稲川 淳二 (ロレンソ)
橋爪 淳 (前田利家)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
大和田 伸也 (酒井正親)
柴 俊夫 (滝川一益)
篠田 三郎 (稲葉良通)
フランク・ニール (ルイス・フロイス)
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仲村 トオル (羽柴秀吉)
田中 健 (佐久間信盛)
郷 ひろみ (徳川家康)
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制作:八木 雅次
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
NHKテクニカルサービス
演出:重光 亨彦

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