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2020年5月17日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(18)越前へ ~新たな主君 朝倉義景登場!~

弘治2(1556)年2月、斎藤道三と斎藤高政の親子の熾烈な戦いで
道三が命を落としてしまいました。
明智家の主の座を譲られた光秀は、高政には従わないことを明言し、
明智城を攻めると脅す高政から離れるため、城を落ち延びることにしました。

すぐに高政軍が明智城を取り囲み、城の東門あたりから炎が確認できます。
城主・明智光安は、城の最期を見届けると家臣たちを落ち延びさせ、自らは城に残りましたが
これ以降、姿を見た者はおりません。

はじめは尾張へ落ち延びる予定でしたが、合流した駒や菊丸の情報では
その街道筋は高政の兵で見張りが立っているとのことらしく、
手薄な北の方角を目指すことになりました。

とはいえ、手勢がこうも少なくては、敵の動向も確認できず、
同じ場所を行ったり来たり。
そこに現れたのが、帰蝶の命で派遣された伊呂波太夫です。
「道は一本しかありません。越前へ参りましょう」

とまどう光秀ですが、伊呂波太夫は駒の恩人で、頼りになるからと言われ
光秀もしぶしぶ従うことにします。

夕暮れ、一行は空き家を借りて一泊することになりました。
逃げる途中で傷つけてしまったらしい熙子の腕を、駒は包帯で巻きます。
熙子には、駒がなぜこんなに親切にしてくれるのか不思議だったのですが、
駒はかつて明智家の人に命を助けられたらしく、その恩返しをしたい、と思っているのです。

命を助けてくれた武士が、麒麟がくるという話をしたと言うと、
反応したのは意外にも牧でした。
逃げる途中で火の粉で傷ついた腕を見せてもらうと、声を上げて驚きます。
「亡き夫が、光綱様が、京に上る折に火事に遭うたと」

一行は翌朝発ち、越前国へ落ち延びます。
大大名・朝倉義景が治める越前は、畿内を中心とする勢力争いをよそに
確かな繁栄を築く国でした。

朝倉館に入った光秀は、朝倉義景と対面します。
どこか飄々としていて、騙しもし、騙されもされそうな人物です。
その義景が言うには、京の細川藤孝から全国各地へ、明智光秀が仕官を願い出たら
よしなに取りはかられたい、と根回しをしてくれていたようなのです。

金をくれる、というのに断った光秀は、
朝倉家から空いている物件を紹介してもらい、一から出発することにします。
父・光綱の形見である数珠を質に出し、生活の当面の足しにと駒に預けますが、
一緒についていった熙子が、自分の着物の帯を質に出し、数珠は手元に残しておきます。

斎藤道三の死は、尾張の情勢にも大きな変化をもたらします。
尾張・清洲城では、信長に対する不満を持つ者たちが、うごめき始めたのです。
柴田権六勝家は、久々に清洲城に顔を出し、織田内部に謀反の兆しがあることを報告します。
それは弟・信勝で、勝家は信勝の重臣なのですが、織田の行く末を考えると、やむにやまれぬ行動だったようです。

信勝の背後に斎藤高政がおり、その背後には今川義元がいる。
それは決して織田信長にとってはいいことではない。
確かに信勝が謀反を起こすのは二度目で、一度目は母親の哀願で許したものの、
二度目はないと思っていました。それが斎藤家とも手をつないでいたとは…。

帰蝶の勧めで信勝と対面することになった信長は、病気で伏せていることにします。
白山の天然水を持参した信勝は、それを信長に飲ませようとしますが、
特段病気ではない信長は、逆にその天然水を信勝に飲ませます。
数分後、信長の足元には、信勝の遺体が転がっていました。


作:岩本 麻耶
音楽:ジョン・グラム
語り:市川 海老蔵
題字:中塚 翠涛
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[出演]
長谷川 博己 (明智十兵衛光秀)
染谷 将太 (織田信長)
門脇 麦 (駒)
岡村 隆史 (菊丸)
木村 文乃 (熙子)
石川 さゆり (牧)
西村 まさ彦 (明智光安)
間宮 祥太朗 (明智左馬助)
安藤 政信 (柴田勝家)
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川口 春奈 (帰蝶)
ユースケ・サンタマリア (朝倉義景)
片岡 愛之助 (今川義元)
檀 れい (土田御前)
尾野 真千子 (伊呂波太夫)
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制作統括:落合 将・藤並 英樹
プロデューサー:渡邊 美咲
演出:佐々木 義春

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