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2020年6月16日 (火)

プレイバック信長・(47)全国平定作戦

【アバンタイトル】

ヴァリニャーノ神父は、安土にしばらく滞在することになりましたが
ルイス・フロイスは越前を経由して九州へ戻ることになりました。
天正9(1581)年4月、安土城に呼ばれたフロイスは信長に別れの挨拶をし、
信長は日本一の干し柿を差し出し、別れを惜しみます。

信長とフロイスが出会ったのはちょうど12年前の永禄12(1569)年4月3日。
二条城の建設現場で会ったのが最初です。
当時、信長は初めて見る南蛮人の処遇に頭を抱え、
フロイスは信長をひどく恐れていたことを、昨日のように語り合います。

まだまだ話したりなかったのですが、羽柴秀吉が戻ってきたため
フロイスのデウスについてのお話はまたの機会となりましたが、
フロイスと信長が対面したのは、この時が最後となったのです。

信長は秀吉に総大将を任せ、因幡国の鳥取城への攻撃を命じます。
毛利の領地を端から攻め、全国統一の足掛かりにするのです。
明智光秀は城を4つも任されている、とハッパをかけられて
持ち城2つの秀吉は、光秀には負けまいと闘志をみなぎらせます。

丹後国を任されていたのは細川藤孝で、その息子・細川忠興は宮津城にいました。
光秀は宮津城を訪れますが、ここでも信長の変貌ぶりは話題に上ります。
光秀は重臣の一人だから、周囲への気配りを欠かさぬように藤孝にも言われますが
光秀は己の出世より、むしろ忙しすぎて眠る時間が欲しいとつぶやきます。

愛娘で忠興の妻・玉には、安土土産としてキリスト教の本を持っていきます。
今のところ玉はキリシタンにはなっていませんが、いずれなりたがっているようです。
しかし、キリシタンとしてやってはいけない10の掟を聞いてみると、
戦で人を殺し手柄にし、盗み、平気でうそをつくので、キリシタンには不向きだと考えています。

ヴァリニャーノ神父も堺の街を視察するため、安土を離れることになりました。
ヴァリニャーノは、日本人をヨーロッパに送りローマ教皇に紹介したいと提案し、信長も賛同してくれます。
信長はその代わりに、ヴァリニャーノの隣に座しているソテロという
黒人を自分の家臣にしたいと願い、その願いはかなえられます。

信長の家臣になったソテロは、近習たちと相撲に興じ、
圧倒的な強さで次々と相手を投げ飛ばし、負かせます。
信長はそんなソテロを頼もしく思い、信長の近習として重用します。

夏から秋にかけて、秀吉は因幡の鳥取城を攻め続けています。
丹羽長秀と滝川一益も伊賀討伐で戦に明け暮れる毎日です。
そして徳川家康は、武田の城・高天神城を攻略し、遠江を手中に収めます。
着実に織田の領地が広がる中、信長は安土城でまったりと茶を楽しみます。

堺の今井宗久が安土城にやって来ました。
織田の領地が広がり関所がなくなれば、遠くへもより早く物が届けられ
商人としてはとても喜ばしい状態になります。
戦はしばらく続くでしょうが、将来を考えれば数年我慢すればいいだけの話です。

宗久は、帰蝶のことで信長に相談します。
堺の暮らしが長くなったので少々疲れているようで、
信長の元に帰るように勧めているものの、なかなか首を縦に振ってくれません。

天正10(1582)年の正月は、たくさんの人が安土に摠見寺詣でで押しかけています。
その間、秀吉は鳥取城を落とし、因幡国を手に入れます。
長崎では、ヴァリニャーノ神父と日本の少年4名がヨーロッパに向かって旅立ちます。

織田信忠、光秀、一益、藤孝、川尻秀隆が安土城に集まり、
信長は、武田攻めについて軍議を開きます。
武田勝頼の重臣・木曽義昌が織田方へ寝返り、武田領内の案内役を買って出てくれたため
時を移さずに攻め込んで叩き潰し、早く毛利攻めに移行したいようです。

このメンバーでは序列第二位となる光秀ですが、疲れを見せ始めていました。
本人は疲れ知らずだと主張しますが、信長から見れば目の輝きがなくなっています。
武田攻め、毛利攻め、そして九州攻めと戦いが続くため、
全国を平定するまでは気が抜けないぞと言われ、光秀は頭を下げます。

総大将・信忠率いる織田軍は伊那口から、金森長親は飛騨口から、
徳川家康は駿河口から、和睦を結んだ北条氏政は関東口から武田攻めをするのです。
因幡を手中に収めた秀吉は毛利攻めの準備に取り掛かっているので、
一日も早く武田を潰し、全軍で毛利攻めに取り掛かれるように叱咤します。

帰蝶が信長の元に戻ってきました。
信長は帰蝶にしばらくの養生を勧めますが、
いくら別居生活が続いたと言っても、強情な帰蝶が聞くわけがありません。
信長はある意味ほっとした様子で、笑っています。

信長が甲斐・信濃へ出陣します。
といってもある程度は戦は終わっているはずで、
支配するうえで重要な、実質的な敵地巡察です。

甲斐の武田勝頼は、武田信玄亡き後も勢力を保っていましたが、
長篠の戦で惨敗した後は重臣たちに裏切られ、次々に離れていき、
その最期は見るも無残なものでした。
敵が迫ってくる前に、幼い息子、妻とともに自害して果てました。

こうして甲斐武田家は滅亡しました。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
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[出演]
緒形 直人 (織田信長)
菊池 桃子 (帰蝶)
マイケル 富岡 (明智光秀)
今村 恵子 (玉)
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仲村 トオル (羽柴秀吉)
勝野 洋 (細川藤孝)
稲川 淳二 (ロレンソ)
杉本 哲太 (丹羽長秀)
森田 順平 (河尻秀隆)
フランク・ニール (ルイス・フロイス)
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郷 ひろみ (徳川家康)
柴 俊夫 (滝川一益)
佐藤 慶 (今井宗久)
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制作:八木 雅次
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
NHKテクニカルサービス
演出:重光 亨彦

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