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2020年6月 5日 (金)

プレイバック信長・(44)余は神である

【アバンタイトル】

安土城内にある摠見寺について、少々やっかいな問題が出てきました。
摠見寺は信長自身が本尊となり、球体の単なる石をご神体として
家臣たちが常時崇められるようにするつもりなのですが、
それを聞かされた明智光秀は、信長の話を黙って聞いています。

荒木村重が妻子を見捨てて有岡城を脱出、逃亡したことにより
村重の子に嫁いでいた明智光秀の娘・玉が光秀の元に戻ってきました。
戻った玉は細川藤孝の子・細川忠興に嫁ぎ、
後に改宗してキリシタンとなり、ガラシャと名乗ります。

玉は光秀に、キリスト教について書かれた本が読みたいと言い出します。
光秀は、キリスト教の本が都で人気になっているという風潮に、
異なものが流行りだしたと呆れますが、その思いは信長にも向けられます。
「…自らを神と名乗る者さえおる」

このころ、キリスト教の日本での布教活動を視察するため
巡察師のヴァリニャーノ神父が来日し長崎の口之津に到着しますが、
ルイス・フロイス以外の宣教師たちが日本語ができない現状を嘆き、
きちんと活動しているのかとカブラル神父を問い詰めます。

フロイスも、日本と日本人について偏見があるとカブラル神父を諭し
ヴァリニャーノ神父も、このままでは日本のイエズス会は破滅すると言うと、
我慢ならない! ゴアへ帰してください! とカブラル神父は怒り
日本布教長の役目を降りると出ていきます。

口之津の海を見ながら、ヴァリニャーノ神父は
フロイスの今までの活動を評価し、いたわります。

一方、京の教会では、石山本願寺を4年にわたって囲み続け
摂津に帰る途中の佐久間信盛が教会を見物しにふらりとやってきます。
ロレンソたちは信盛を出迎え、見物したいという信盛を案内しますが、
ふと耳にしたきれいな音色に、信盛は心を奪われます。

紹介された少年が奏でる縦笛の音色はとてもすばらしく、
これまで横笛でしか見たことがなかった信盛は、満足げです。

信長は、次期天皇の誠仁(さねひと)親王に安土城の屋敷一つを差し上げたい考えを
安土城に呼び出した通勝に意見を求めます。
皇子を信長の猶子とし、宮中で不自由な暮らしを
強いられている一家に、安土で安らかに過ごしてもらうためです。

通勝は、信長が天皇と縁続きになることにとても驚き、喜びます。
安土に迎えるにあたって、藤孝、光秀、村井貞勝、丹羽長秀の
4人の奉行を束ねる責任者として、信長は通勝を抜擢します。

もう一つ、信長が発した定書を織田の領地に立てよと命を受けます。
信長の強い運気をみんなに分け与えるべく、摠見寺詣でを命じるものですが、
今少し待った方がいいのでは、と通勝はこれには難色を示します。

信長は怒りだし、その命令書の件と、責任者の役目も取り消します。
通勝が何か言おうものなら、聞く耳持たぬと睨みつけます。
それでも通勝は信長に諫言し、何とか取りやめてもらおうと説得を重ねます。
「いかなることしても、人は神にはなれませぬ。人はただの人にござる!」

信長は通勝の前まで進み出ると、短刀で自らの肩、胸を刺します。
流血しつつも痛がりもせず、倒れもしない信長を見て、
通勝は考えを改め、信長を神と思って従うと頭を下げます。
「分かればよい。今日をもってそちを織田家家老職から外す。沙汰あるまで待っておれ」

村重が逃亡した後の有岡城が落ち、羽柴秀吉は播磨をほぼ平定しました。
信長は摂津を池田恒興に支配を任せます。


原作・脚本:田向 正健
音楽:毛利 蔵人
題字:渡辺 裕英
語り:ランシュー・クリストフ
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[出演]
緒形 直人 (織田信長)
的場 浩司 (池田恒興)
マイケル 富岡 (明智光秀)
今村 恵子 (玉)
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田中 健 (佐久間信盛)
稲川 淳二 (ロレンソ)
フランク・ニール (ルイス・フロイス)
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仲村 トオル (羽柴秀吉)

宇津井 健 (林 通勝)
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制作:八木 雅次
制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ
制作統括:渡辺 紘史
制作協力:NHKアート
NHKテクニカルサービス
演出:重光 亨彦

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