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2021年1月31日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(43)闇に光る樹(き) ~紛糾! 家康饗応~

明智光秀が正親町天皇に謁見したことを後で知った織田信長は、
その内容を聞き出そうとし、光秀が答えずにいると
気に入らない信長は、光秀を激しく打ち据えます。
「帝を代えよう……譲位していただこう」

天正7(1579)年の夏、丹波の黒井城と八上城がようやく落城します。
光秀はこれによって丹波全域を平定することに成功したのです。
降伏してきた八上城の波多野とその兄弟には、信長にはすでに
助命嘆願を求めていることを伝え、安心して安土に向かわせます。

一筋縄でいかない丹波と丹後を、光秀と細川藤孝がそれぞれ平定したことで
信長は長年の苦労をいたわり、小姓たちに壺を持ってこさせます。
その壺の中身は、先日送った波多野とその兄弟の首の塩漬けでした。
先ほど褒められた時の笑顔は、徐々に消えてゆきます。

信長はさらに、本願寺の一件を任せている佐久間信盛を睨みつけ
顕如の首を持ってこなければ光秀の足元にも及ばぬとハッパをかけ、
その怒りは秀吉にも飛び火してしまいます。
毛利攻めの最中、京で女遊びをしてうつつを抜かしていたのです。

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2021年1月24日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(42)離れゆく心 ~信長、光秀を打擲(ちょうちゃく)~

「この世が平らかになるには、そなたの力に負うところがあるやもしれぬ」
こののち、織田信長が道を間違えないように見届けよ、と正親町天皇に命じられ
はっ、と平伏する明智光秀でした。

天正6(1578)年、光秀を巻き込む大きな事件が起きます。
有岡城城主・荒木村重が信長を裏切り、城に立てこもったのです。
播磨攻めの総大将である羽柴秀吉と、光秀とで村重を説得しますが
一向に従う気配はありません。

せっかく助けてやろうと言っているのに……と秀吉はさじを投げ
愚か者! と捨て台詞を吐いて怒って出て行ってしまいますが、
荒木家は長女・岸の嫁ぎ先だし、何度となく腹を割って話してきた仲の光秀に
何の不満があるのだ? と聞かれれば、村重もついつい答えてしまいます。

信長は村重に摂津国を任せると言いながら、摂津の国衆や寺社から
過酷なほどの税を取り上げ、国衆たちの恨みが村重に向いているのです。
しかも信長は、摂津の国衆たちの人心が村重から離れていくのを
素知らぬ顔で見ているだけ、というわけです。

武家の棟梁たる将軍に対しての信長の仕打ちを考えれば、
将軍足利義昭を再び京へ戻して政治をやり直す、という考えの毛利に
村重が従うのも道理であります。

すべての争いごとが義昭につながっていることに気が付いた光秀は
鞆(とも)の浦に行って義昭と会って来ようと考えています。
「このまま放ってはおけぬ」

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2021年1月17日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(41)月にのぼる者 ~光秀ついに帝に拝謁~

天正5(1577)年10月、松永久秀自刃。
遺言により、久秀が所有していた名茶器「平蜘蛛」は
預かっていた伊呂波太夫が明智光秀に持参し、渡します。
「久秀さまは仰せられました。これほどの名物を持つ者は、持つだけの覚悟がいる、と」

丹波国では反信長の土豪や国衆の勢力が根強く、
これを攻撃する光秀は苦戦を強いられ続けていました。
しかしようやくこれを鎮圧した光秀は、国衆たちの首はとらぬ代わりに
城の再建の禁止と領地回復を伝えます。しかもしばらく年貢はなしです。

戦続きの世を変え、新しい時代を迎えたい。そんな信長の思いに
どうして国衆は従ってくれないのかを光秀は尋ねますが、
国衆は、代々将軍から領地を授かり、恩顧を受けてきたわけで
そんな将軍が今や西国から助けを求めていれば、戦うしかありません。

光秀は、丹波の土豪や国衆と戦いつつも、本来の敵は彼らではなく
将軍義昭であるとつくづく思い知らされます。

織田信長から離反する者がいる中、将軍足利義昭は諸国の大名に向け
信長を倒すべしと、なおも文を送り続けていました。

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2021年1月10日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(40)松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)

天正5(1577)年 夏、本願寺は毛利や上杉などと手を結び、反信長勢の中心でした。
信長と本願寺との戦いは7年あまりにもおよび、
この戦の最中、参戦していた松永久秀が天王寺砦の陣から
突如として逃亡を図り、織田家中に衝撃を与えます。

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2021年1月 3日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(39)本願寺を叩(たた)け ~光秀 天王寺砦で倒れる!~

将軍足利義昭を追放した織田信長は、室町幕府に代わり畿内を掌握し始めますが、
摂津石山本願寺、紀州雑賀衆、武田、上杉、越前一向一揆、丹波国衆、毛利、三好と、
信長に抗(あらが)う勢力は、まだまだ各地に残っていました。

天下の静謐(せいひつ)を目指すべく、信長は本願寺に対し5年も攻略を続け、
宗主本願寺顕如は、仏法の危機は今この時と、僧兵たちを鼓舞し、あくまで対抗します。
信長は朝廷から「権大納言 右大将」という破格の官職を授けられ、
岐阜に戻って次の戦の支度にかかっていました。

そんな信長に、三条西実澄は京からわざわざ下向して会いに来ました。
任官の御礼言上もせぬまま京を不在にするなど言語道断であるし
朝廷には朝廷のしきたりがあり、それに従ってもらわなければ困るという苦言です。
「帝をおろそかにされては困る!」

信長は涼しい顔でそれを受け、いきなり「家督を譲る」と言い出します。
今後は嫡男織田信忠に京での仕儀万端を務めさせます。

実澄は、帝が本願寺との長期間の戦を気にしておられると言うのですが
信長は、帝に献上した蘭奢待(らんじゃたい)を毛利に下した理由を問い詰めます。
毛利は裏から本願寺を支えている、信長にとっては敵方であるわけで、遠回しに
帝は信長より毛利に肩入れしているのでは?という事実を突きつけたのです。

信長は京にも岐阜にも近い近江国の安土に城を築き始め、
政治の中心を移します。
「天下布武」の旗印の下、信長の目指す世は大詰めを迎えていました。

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