大河ドラマ青天を衝け・(42-2)総集編第二部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・慶喜との出会い、パリに随行
(13)栄一、京の都へ
栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は江戸で円四郎(堤 真一)の妻・やす(木村佳乃)から一橋家のご証文を受け取り、無事京都へたどりつく。京都では朝廷が参与会議を開催。薩摩藩などが国政に影響力を持ち始める中、“一度全てを捨て、新しい世を作ろう”と語る松平春嶽(要 潤)に、慶喜(草彅 剛)は静かに怒りを募らせる。一方、栄一からの文を喜んだ長七郎(満島真之介)は京都に行くことを決意。しかし道中で誤って飛脚を斬ってしまい捕らえられる。栄一の文も見つかり、幕府から目を付けられた栄一と喜作は追い詰められる。
(14)栄一と運命の主君
栄一と喜作は、円四郎から一橋家に仕官せよと迫られるが、栄一は慶喜に自らの意見を建白することを条件に出す。円四郎は遠乗り途中の慶喜に2人を対面させ、屋敷で謁見させることに成功。栄一と喜作は、一橋家に仕官することになった。一方慶喜は、薩摩藩が天皇に信頼の厚い中川宮(奥田洋平)を取り込んでいることに気づく。中川宮を問い詰め、その場にいた島津久光(池田成志)らに“天下の大愚物、天下の大悪党だ”と言い放つ。
(15)篤太夫、薩摩潜入
栄一と喜作は、武士として初俸禄(ほうろく)をもらい、円四郎から「篤太夫(とくだゆう)」「成一郎(せいいちろう)」という新しい名も授かる。篤太夫の初仕事は、摂海防禦(せっかいぼうぎょ)の要職に就く薩摩藩士・折田要蔵(徳井 優)の隠密調査だった。そこで出会った西郷吉之助(博多華丸)から、“先の時代が読める優秀な人材ほど非業の最期を遂げる”と聞かされた篤太夫は、円四郎の行く末を心配する。一方、水戸藩では、藤田東湖の息子・藤田小四郎(藤原季節)が攘夷(じょうい)実現のため天狗党(てんぐとう)を率いて挙兵していた。
(16)恩人暗殺
篤太夫と成一郎は、円四郎に命ぜられ、一橋家の兵と家臣を募るべく関東に出向く。二人はかつての同志・真田範之助(板橋駿谷)に会い、一緒に働くことを勧めるが一蹴されショックを受ける。血洗島村では惇忠(田辺誠一)と平九郎(岡田健史)が水戸騒動に関わった嫌疑で連行され、惇忠は牢(ろう)に入れられる。一方京都では土方歳三(町田啓太)ら新選組が池田屋を襲撃。攘夷(じょうい)派志士の怒りは、禁裏御守衛総督(きんりごしゅえいそうとく)の慶喜と側近・円四郎に向かっていく。
(17)篤太夫、涙の帰京
円四郎の命が奪われたことを江戸で知り、衝撃を受ける篤太夫と成一郎。その時、京では慶喜が自ら指揮を執り、御所に迫る長州藩兵と戦っていた。そこに、西郷吉之助が薩摩藩兵を率いて加勢する。集めた兵を引き連れて京に向かう篤太夫たち。その道中、岡部の代官・利根が現れる。さらに、水戸では、耕雲斎(津田寛治)と小四郎が率いる天狗党が、慶喜を頼って京を目指していた。
(18)一橋の懐
篤太夫は、天狗党討伐のため慶喜とともに京をたつ。一方、成一郎は、慶喜からの密書を耕雲斎に届ける。耕雲斎は降伏を決めるが、悲しい運命が待ち受けていた。一橋家を強くしなければという思いに駆られた篤太夫は、新たな兵の招集を慶喜に建白。歩兵取立御用掛となった篤太夫は、一橋領のある備中に向かう。江戸城では、三度(みたび)京に向かうことになった将軍・家茂(磯村勇斗)が、和宮(深川麻衣)との別れを惜しんでいた。
(19)勘定組頭 渋沢篤太夫
売り方を変えることで一橋領の木綿の価値を高めることに成功した篤太夫は、さらに商売を盛んにするため紙幣の流通にも取り組む。勘定組頭に抜てきされた篤太夫は、財政を豊かにすることで一橋家を支えようと決意をする。一方、薩摩では、欧州から帰国した五代才助(ディーン・フジオカ)が大久保一蔵(石丸幹二)と密談を交わしていた。ついに幕府は2度目の長州征伐へ…しかしひそかに薩長同盟を結んだ長州を前に、幕府は大苦戦。そんな中、大坂城で指揮を執る家茂が倒れる。
(20)篤太夫、青天の霹靂(へきれき)
家茂が亡くなった。慶喜の次期将軍就任が避けられぬと目される中、篤太夫は「今将軍になっても、国中の非難を一身に背負うだけ」と慶喜に進言する。一方、薩摩の大久保一蔵は公家の岩倉具視(山内圭哉)と共謀し、王政復古を画策していた。慶喜が徳川宗家を継いだことで幕臣となってしまった篤太夫は失意の日々を送っていたが、ある日、謀反人の捕縛を命じられる。警護のために同行するのは、新選組副長・土方歳三だった。
(21)篤太夫、遠き道へ
篤太夫は、パリ万博に参加する慶喜の弟・昭武(板垣李光人)の随行でフランス行きを打診され、その場で快諾する。一方、慶喜は第15代征夷大将軍に就任。慶喜は篤太夫を呼び出し、昭武の未来を託す。その後、横浜で初めて勘定奉行・小栗忠順(武田真治)と対面した篤太夫は、このフランス行きに秘められた重要な目的を知らされる。旅立ちの前、成一郎と再会した篤太夫。二人は牢(ろう)に囚(とら)われている長七郎と久々に対面するが…。
(22)篤太夫、パリへ
パリに到着した篤太夫たちは、さっそく万国博覧会の会場を視察。蒸気機関やエレベーター…最先端の西洋技術を目の前にして度肝(どぎも)を抜かれる。しかし、日本の展示ブースに行くと、そこには薩摩の紋が高々と掲げられていた。幕府使節団は薩摩に抗議するが、モンブランと五代が裏で手を引き、幕府と薩摩は同格の政府であると風聞が流れる…そんな中、昭武はナポレオン三世の謁見式に出席し、堂々と慶喜の名代としての役目を果たす。そのころ日本では、慶喜が次々と幕政改革を打ち出していた。
作:大森 美香
音楽:佐藤 直紀
題字:杉本 博司
語り:守本 奈実 アナウンサー
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[出演]
吉沢 亮 (渋沢栄一(篤太夫))
高良 健吾 (渋沢喜作(成一郎))
橋本 愛 (渋沢千代)
田辺 誠一 (尾高惇忠)
満島 真之介 (尾高長七郎)
岡田 健史 (尾高平九郎)
藤野 涼子 (渋沢てい)
成海 璃子 (渋沢よし)
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草彅 剛 (徳川慶喜)
要 潤 (松平春嶽)
小池 徹平 (橋本左内)
津田 寛治 (武田耕雲斎)
町田 啓太 (土方歳三)
磯村 勇斗 (徳川家茂)
美村 里江 (徳信院)
上白石 萌音 (天璋院)
川栄 李奈 (美賀君)
尾上 右近 (孝明天皇)
山内 圭哉 (岩倉具視)
福士 誠治 (井上聞多)
山崎 育三郎 (伊藤俊輔)
志尊 淳 (杉浦愛蔵)
板垣 李光人 (徳川昭武)
波岡 一喜 (川村恵十郎)
尾上 寛之 (原 市之進)
中村 靖日 (永井尚志)
藤原 季節 (藤田小四郎)
遠山 俊也 (猪飼勝三郎)
みのすけ (黒川嘉兵衛)
深川 麻衣 (和宮)
奥田 洋平 (中川宮)
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北大路 欣也 (徳川家康)
竹中 直人 (徳川斉昭(回想))
ディーン・フジオカ (五代才助)
武田 真治 (小栗忠順)
石丸 幹二 (大久保一蔵)
博多 華丸 (西郷吉之助)
池田 成志 (島津久光)
徳井 優 (折田要蔵)
山崎 一 (阪谷朗廬)
池内 万作 (栗本鋤雲)
おかやま はじめ (稲垣練造)
水上 竜士 (山内容堂)
菅原 大吉 (伊達宗城)
梅沢 昌代 (トメ)
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和久井 映見 (渋沢ゑい)
木村 佳乃 (やす)
原 日出子 (貞芳院)
手塚 理美 (尾高やへ)
朝加 真由美 (渋沢まさ)
平泉 成 (渋沢宗助)
平田 満 (川路聖謨)
堤 真一 (平岡円四郎)
小林 薫 (渋沢市郎右衛門)
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制作統括:菓子 浩・福岡 利武
プロデューサー:板垣 麻衣子・藤原 敬久・橋爪 國臣・石村 将太
演出:村橋 直樹・田中 健二・川野 秀昭・尾崎 裕人
本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『青天を衝け』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。
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