大河ドラマ青天を衝け・(42-3)総集編第三部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・明治政府出仕後、実業の道へ
(23)篤太夫と最後の将軍 ~大政奉還の大勝負~
フランスからの借款は消滅したが、篤太夫(吉沢 亮)が当面の資金繰りに奔走し、昭武(板垣李光人)は留学を続けていた。家庭教師のヴィレットの教えに従い、篤太夫たちは髷(まげ)を落とし、刀も外し、洋服を着ることに。同じころ、日本では西郷(博多華丸)が軍備を整え、岩倉(山内圭哉)と大久保(石丸幹二)が王政復古への動きを進めるが、慶喜(草彅 剛)は先手を打って政権を帝に返上してしまう。一方、血洗島では篤太夫の養子になった平九郎(岡田健史)が、江戸に向かおうとしていた。
(24)パリの御一新 ~今夜再会!運命の分岐点~
篤太夫や昭武らがパリで新年を祝う中、幕府から書状が届く。“慶喜が政を朝廷に返上した”との文面に一同大混乱をするが、篤太夫は昭武の留学費用を捻出すべく更なる節約策を講じる。そんな中、篤太夫はエラールに連れられ、証券取引所を案内される。債券の仕組みを教わり、一人一人の小さな力が合わさり、この世を変えられることを知り、新たな決意を抱く。その時、日本では、成一郎(高良健吾)、惇忠(田辺誠一)、平九郎が、新政府軍と戦っていた。
(25)篤太夫、帰国する ~生きてくれ平九郎!~
帰国した篤太夫は、横浜で杉浦(志尊 淳)や福地(犬飼貴丈)らと再会。幕府が薩長に敗れた経緯や、慶喜や幕臣の動向を聞かされる。さらに、恵十郎(波岡一喜)と虎之助(萩原 護)から、成一郎、惇忠、平九郎のその後を知らされる。成一郎らは彰義隊を結成するもすぐに分裂し、振武軍(しんぶぐん)として新政府軍と戦うが敗戦。激闘の中、平九郎の行方は分からなくなり、成一郎は箱館へ向かったという。頭の中が整理できない中、篤太夫は故郷・血洗島へ戻る。
(26)篤太夫、再会する
久々に故郷・血洗島に戻った篤太夫は、千代(橋本 愛)、父・市郎右衛門(小林 薫)、母・ゑい(和久井映見)らと再会を喜びあうが、尾高家に起こった悲しい出来事を知って大きな衝撃を受ける。その後、昭武から預かった書状を届けるため、慶喜が謹慎している駿府に向かう篤太夫。駿府藩の中老・大久保一翁(木場勝己)にパリでの収支を報告し、慶喜との謁見を願い出るが…。
(27)篤太夫、駿府で励む ~徳川最後の戦い~
篤太夫は、駿府藩の勘定組頭を命じられるが、水戸にいる昭武のことを思って辞退する。しかし、この命が慶喜の配慮であることを大久保一翁から聞かされ、駿府に残る決断をする。篤太夫はパリで学んだ知識を生かし、武士と商人が力を合わせて商いを営む「商法会所」を設立。駿府藩の財政改革に乗り出す。一方、箱館では、成一郎や土方(町田啓太)らが新政府軍を相手に決死の抵抗を続けていた。
(28)篤太夫と八百万(やおよろず)の神 ~明治政府編開幕!~
新政府から大蔵省への出仕を求められた篤太夫は、直接断るため東京へ向かう。篤太夫は、伊藤博文(山崎育三郎)の案内で大隈重信(大倉孝二)を訪ね、早速辞任を申し出るが、大隈は“なぜ今新政府に、君が必要なのか”と立て続けに話し、篤太夫は完全に言い負かされる。一方、慶喜は、ようやく謹慎を解かれ宝台院を出た。慶喜は、「自分のことは忘れて日本のために尽くせ」と篤太夫に最後の命を下す。
(29)栄一、改正する
明治政府に出仕した栄一は、各省の垣根を超えた特命チーム“改正掛(かいせいがかり)”を立ち上げ、杉浦 譲や前島 密(三浦誠己)を静岡から呼び寄せる。改正掛は、租税の改正、貨幣や郵便制度の確立など、新たな国づくりのためまい進するが、旧幕臣の活躍を快く思わない一派との対立が生まれてしまう。そんな中、栄一は、久しぶりに惇忠と再会する。惇忠は、新政府に平九郎を殺された傷を抱えていた。栄一は、ひそかに温めていた提案を惇忠に切り出す。
(30)渋沢栄一の父
大阪の造幣局に出張した栄一は、五代友厚(ディーン・フジオカ)と出会う。栄一は、これまでの恨み言をぶつけるが、カンパニーを立ち上げて日本の商業を魂から作り変えたいという五代の話に共感する。一方、新政府の首脳会議では、突然、西郷隆盛が“まだ戦がたらん”と声を上げる。井上 馨(福士誠治)は、“廃藩置県を断行せよ”との意思表示と理解し、栄一たちに極秘の任務を託す。残された時間はわずか4日…。そして、冬のある日、帰宅した栄一のもとに、父・市郎右衛門の危篤の知らせが届く…。
(31)栄一、最後の変身
栄一たちは、日本で初めてとなる銀行づくりに乗り出した。さっそく、豪商の小野組、三井組に協力を依頼するも難航。民間の合同によって銀行をつくりたい栄一と、独自に銀行をつくりたい三井は対立し、三野村利左衛門(イッセー尾形)と熾烈(しれつ)な駆け引きを繰り広げる。そのころ、富岡製糸場の操業を始めたい惇忠は、工女が集まらないことに悩んでいた。西洋式への誤解から、「生き血を取られる」とうわさが立っていたのだ。誤解を解かねばならない。惇忠は、娘のゆう(畑 芽育)に伝習工女になってほしいと頼み込む。
(32)栄一、銀行を作る
栄一は明治政府を辞め、第一国立銀行の総監役として、新たな道を歩み始める。開業後、駆けつけた五代友厚は、“商いは化け物”、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)していると栄一に助言する。そのころ、三菱を率いる岩崎弥太郎(中村芝翫)は、大蔵卿に就任した大隈重信と結びつきを強め、海運業で急成長していた。そんな中、ゑいが体調を崩し、東京の栄一のもとに身を寄せることに…。
作:大森 美香
音楽:佐藤 直紀
題字:杉本 博司
語り:守本 奈実 アナウンサー
──────────
[出演]
吉沢 亮 (渋沢栄一(篤太夫))
高良 健吾 (渋沢喜作(成一郎))
橋本 愛 (渋沢千代)
田辺 誠一 (尾高惇忠)
満島 真之介 (尾高長七郎)
岡田 健史 (渋沢平九郎)
成海 璃子 (渋沢よし)
村川 絵梨 (吉岡なか)
藤野 涼子 (渋沢てい)
──────────
草彅 剛 (徳川慶喜)
要 潤 (松平春嶽)
美村 里江 (徳信院)
川栄 李奈 (美賀君)
上白石 萌音 (天璋院)
福士 誠治 (井上 馨)
山崎 育三郎 (伊藤博文)
町田 啓太 (土方歳三)
朝倉 あき (大隈綾子)
三浦 誠己 (前島 密)
波岡 一喜 (川村恵十郎)
志尊 淳 (杉浦 譲(愛蔵))
板垣 李光人 (徳川昭武)
仁村 紗和 (大内くに)
増田 修一朗 (江藤新平)
高木 渉 (玉乃世履)
──────────
北大路 欣也 (徳川家康)
ディーン・フジオカ (五代友厚(才助))
原 日出子 (貞芳院)
石丸 幹二 (大久保利通(一蔵))
池田 成志 (島津久光)
博多 華丸 (西郷隆盛(吉之助))
山内 圭哉 (岩倉具視)
金井 勇太 (三条実美)
武田 真治 (小栗忠順)
堀内 正美 (中山忠能)
小倉 久寛 (小野善右衛門)
木場 勝己 (大久保一翁)
細田 善彦 (高松凌雲)
田中 要次 (萩原四郎兵衛)
大倉 孝二 (大隈重信)
菅原 大吉 (伊達宗城)
遠山 俊也 (鵜飼勝三郎)
山中 聡 (田辺太一)
岡森 諦 (向山一履)
池内 万作 (栗本鋤雲)
山本 浩司 (山髙信離)
──────────
和久井 映見 (渋沢ゑい)
木村 佳乃 (やす)
手塚 理美 (尾高やへ)
朝加 真由美 (渋沢まさ)
平泉 成 (渋沢宗助)
平田 満 (川路聖謨)
イッセー 尾形 (三野村利左衛門)
中村 芝翫 (岩崎弥太郎)
小林 薫 (渋沢市郎右衛門)
──────────
制作統括:菓子 浩・福岡 利武
プロデューサー:板垣 麻衣子・藤原 敬久・橋爪 國臣・石村 将太
演出:黒崎 博・村橋 直樹・田中 健二・田島 彰洋・
鈴木 航
本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『青天を衝け』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。
| 固定リンク
« 大河ドラマ青天を衝け・(42-2)総集編第二部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・慶喜との出会い、パリに随行 | トップページ | 大河ドラマ青天を衝け・(42-4)総集編第四部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・民間外交にも尽力し走りつづける »
「NHK大河2021・青天を衝け」カテゴリの記事
- 大河ドラマ青天を衝け・(42-4)総集編第四部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・民間外交にも尽力し走りつづける(2022.01.03)
- 大河ドラマ青天を衝け・(42-3)総集編第三部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・明治政府出仕後、実業の道へ(2022.01.03)
- 大河ドラマ青天を衝け・(42-2)総集編第二部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・慶喜との出会い、パリに随行(2022.01.03)
- 大河ドラマ青天を衝け・(42-1)総集編第一部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・故郷で商才に目覚める(2022.01.03)
- 大河ドラマ青天を衝け・(41)青春は続く [終] ~魂のラストメッセージ~(2021.12.26)
コメント