大河ドラマ青天を衝け・(42-1)総集編第一部 渋沢栄一91年の物語を第1部から第4部まで一挙放送・故郷で商才に目覚める
[新] (01)栄一、目覚める
武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(小林優仁=子役)。人一倍おしゃべりの剛情っぱりで、いつも大人を困らせていた。ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(石澤柊斗=子役)らと忍び込もうとたくらむが…。一方、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(笠松基生=子役)を御三卿の一橋家に迎え入れる話が進んでいた。
(02)栄一、踊る
父・市郎右衛門(小林 薫)から藍の商いを、いとこ・新五郎(田辺誠一)から読書を習い始めた栄一。でも一番の楽しみは、村祭りで獅子舞を舞うことだ。しかし、大人の事情で祭りは中止に。がっかりした栄一だが、ある計画を思いつく。一方、一橋家の養子に入った七郎麻呂は慶喜と名を改め、将軍・家慶(吉 幾三)から実子のようにかわいがられていた。隠居の身の斉昭は、息子を頼みの綱に政界に返り咲こうとする。そんな中、ペリー(モーリー・ロバートソン)が日本にやってくることになり…。
(03)栄一、仕事はじめ
市郎右衛門と初めて江戸へ行った栄一(吉沢 亮)は、江戸の華やかさに驚くとともに、父の姿に商売の難しさを知る。その年の藍葉の不作により窮地に陥った父を助けるため、自ら藍葉の買い付けに行きたいと考える栄一だが…。一方、黒船が襲来した江戸は、大騒ぎ。家慶が亡くなり、次期将軍候補に慶喜(草彅 剛)の名が挙がるも、慶喜は反発する。そんな慶喜の腹心の部下にと、ある男に白羽の矢が立つ。
(04)栄一、怒る
栄一は仕事にますます励み、もっとよい藍を作るにはどうしたらよいかと思い巡らせていたが、ある妙案を思いつく。一方、幕府はペリーの再来航が迫り混乱していた。斉昭は、次期将軍候補である息子・慶喜に優秀な家臣を付けようと、変わり者の平岡円四郎(堤 真一)を小姓に据える。そしてついに、日米和親条約が締結。開港のうわさは血洗島にも届き、惇忠(新五郎=田辺誠一)たちはがく然とする。そんな中、父・市郎右衛門の名代として、多額の御用金を申し渡された栄一は、その理不尽さに、この世は何かがおかしいと感じ始める。
(05)栄一、揺れる
惇忠に薦められた本で、清がアヘン戦争でいかに英国に敗れたかを知った栄一は、開国した日本の未来を危惧する。そんな中、栄一の姉・なか(村川絵梨)は、自身の縁談を、“相手の家に憑き物(つきもの)がいる”という迷信的な理由で伯父・宗助(平泉 成)たちから反対され、ふさぎ込んでしまう。一方、幕府の方針をなおも受け入れられない斉昭は暴走。老中・阿部正弘(大谷亮平)と斉昭の側近・藤田東湖(渡辺いっけい)は斉昭を必死にいさめる。そんなとき、大地震が江戸を襲う。
(06)栄一、胸騒ぎ
長七郎(満島真之介)や喜作(高良健吾)と共に剣術の稽古に励む栄一は「百姓にだって何かできるはずだ」と意気込む。そんなとき、千代(橋本 愛)から突然思いを告げられ、胸がぐるぐるしてしまう栄一。さらに、道場破りの真田範之助(板橋駿谷)が栄一らの道場に現れて……。一方、東湖を失った斉昭はさらに過激な言動が増え、慶喜らに引退を勧められるが、「慶喜が将軍になるなら引退する」と突っぱねる。ほかにも慶喜は、正室に迎えた美賀君(川栄李奈)の気性に頭を悩ませていた。
(07)青天の栄一
老中・阿部が亡くなり、幕府は大混乱。そんな中、慶喜を次期将軍に推す声が日ごとに高まり……。一方、血洗島では、長七郎が真田に勧められ、武者修行のため江戸へ行くことに。栄一は、依然、千代とぎくしゃくした関係のままであったが、喜作が千代を嫁にもらいたいと言い出し動揺する。惇忠と藍売りに出かけた栄一は、漢詩を詠みながら山道を歩く中で自分の真の思いに気づき、そびえたつ山頂で……青天を衝く!
(08)栄一の祝言
ついに、栄一は自分の思いを語り、千代に結婚を申し込む。と、そこに待ったをかけたのは喜作。栄一と喜作は剣術で勝負をすることに。一方、幕府では、大老になった井伊直弼(岸谷五朗)が「日米修好通商条約」を結ぶが、調印は違勅だと大問題に発展。井伊に意見した慶喜や斉昭には処分が下され、安政の大獄と呼ばれる苛烈な弾圧が始まる。
(09)栄一と桜田門外の変
井伊直弼により、蟄居(ちっきょ)を命じられた斉昭や慶喜は無言の抵抗を続ける。しかし、その井伊は桜田門外の変で暗殺され、斉昭も突然の死去。父の死を耳にした慶喜は慟哭(どうこく)する。一方、江戸から戻った長七郎に感化され尊王攘夷の考えに傾倒し始めた栄一は、喜作に続いて自分も江戸へ行きたいと父・市郎右衛門に懇願する。
(10)栄一、志士になる
幕府では、暗殺された井伊直弼に代わって老中・安藤信正(岩瀬 亮)が、孝明天皇(尾上右近)の妹・和宮(深川麻衣)の将軍・家茂(磯村勇斗)への降嫁を進めていた。朝廷との結びつきを強めて幕府の権威回復を図った和宮降嫁は、尊王攘夷派の志士に火をつける。一方、念願の江戸に来た栄一は、尊王論者・大橋訥庵(山崎銀之丞)を紹介され、安藤の暗殺計画を知る。長七郎は、その計画のために命を捨てる覚悟を決めるが…。
(11)横濱焼き討ち計画
栄一と千代に待望の第一子が生まれるが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家は重い空気に包まれる。そんな中、惇忠は自らの手で攘夷(じょうい)の口火を切ろうと、横浜の外国人居留地の焼き討ちを発案。心を動かされた栄一は、武器や仲間を集め始める。一方、謹慎を解かれた慶喜は将軍・家茂の後見職となるも、島津久光(池田成志)らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。
(12)栄一の旅立ち
役人に追われる栄一と喜作をボロ屋に引き込んだのは、円四郎だった。円四郎は一橋家に仕えないかと勧めるが、栄一たちは断る。血洗島村に戻った栄一は、惇忠らと高崎城乗っ取り計画の準備をしていた。そこに京都から長七郎が戻り、涙ながらに中止を訴える。計画を断念した栄一と喜作は、再起をはかるため、村を離れ京都に向かうことを決意する。
作:大森 美香
音楽:佐藤 直紀
題字:杉本 博司
語り:守本 奈実 アナウンサー
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[出演]
吉沢 亮 (渋沢栄一)
高良 健吾 (渋沢喜作)
橋本 愛 (渋沢千代)
田辺 誠一 (尾高惇忠(新五郎))
満島 真之介 (尾高長七郎)
成海 璃子 (渋沢よし)
村川 絵梨 (吉岡なか)
藤野 涼子 (渋沢てい)
手塚 真生 (尾高きせ)
岡田 健史 (尾高平九郎)
渡辺 大知 (徳川家定)
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草彅 剛 (徳川慶喜)
大谷 亮平 (阿部正弘)
要 潤 (松平春嶽(慶永))
小池 徹平 (橋本左内)
上白石 萌音 (天璋院)
美村 里江 (徳信院)
磯村 勇斗 (徳川家茂)
川栄 李奈 (美賀君)
深川 麻衣 (和宮)
峯村 リエ (歌橋)
福山 翔大 (河野顕三)
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北大路 欣也 (徳川家康)
竹中 直人 (徳川斉昭)
吉 幾三 (徳川家慶)
岸谷 五朗 (井伊直弼)
渡辺 いっけい (藤田東湖)
池田 成志 (島津久光)
津田 寛治 (武田耕雲斎)
渡辺 徹 (梅田慎之介)
佐戸井 けん太 (堀田正睦)
山崎 銀之丞 (大橋訥庵)
波岡 一喜 (川村恵十郎)
板橋 駿谷 (真田範之助)
長谷川 公彦 (中根長十郎)
平泉 成 (渋沢宗助)
朝加 真由美 (渋沢まさ)
手塚 理美 (尾高やへ)
渡辺 哲 (角兵衛)
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和久井 映見 (渋沢ゑい)
木村 佳乃 (やす)
平田 満 (川路聖謨)
玉木 宏 (高島秋帆)
堤 真一 (平岡円四郎)
小林 薫 (渋沢市郎右衛門)
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制作統括:菓子 浩・福岡 利武
プロデューサー:板垣 麻衣子・藤原 敬久・橋爪 國臣・石村 将太
演出:黒崎 博・村橋 直樹・松木 健祐
本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『青天を衝け』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。
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