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2022年6月28日 (火)

プレイバック北条時宗・(03)兄弟落差

法華経を信じよ! と辻説法を行う坊主に石を投げつけ、排除しようとする民衆。正寿丸はたまらず前に立って坊主をかばおうとし、宝寿丸は正寿丸に駆け寄りますが、民衆が投げつけた石が額に当たり出血してしまいます。慌てて傷の手当てをする坊主の姿を、正寿丸はしっかりと心に刻み込みますが、日蓮と名乗る彼が何者であるか その正体を知るのはまだまだ先の話になりそうです。

兄弟は無事に安達屋敷にたどり着きます。祝子はふたりが無事と聞いていても立ってもいられず、門まで出迎えに出ます。祝子は流行り病で父母を亡くし、今は安達泰盛と梨子が親代わりとして育てているのです。讃岐局は額に布を巻かれた宝寿丸の姿に驚きますが、母を気遣って転んだだけと答えます。それよりも母の容態が気になりますが、讃岐局は思ったよりも元気そうです。

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2022年6月26日 (日)

大河ドラマ鎌倉殿の13人・(25)天が望んだ男 ~頼朝の死期迫る予感~

源 頼朝は真夜中にふと目覚め、誘われるように念仏の声のする方へ向かってみると、ひとりの亡骸が横たわっていました。傍らには阿野全成が念仏を唱え、北条政子や時政、実衣、そして北条義時が傍らに座し、その死を悼んでいました。顔当ての布を頼朝が取ると、横たわっていたのは自分自身……。頼朝はアッと息をのみ、思わず腰を抜かしてしまいます。

──朝廷に食い込もうとする頼朝の野望は、大姫の死で頓挫した。すべてを思いのままにしてきた彼は、今、不安の中にいる──

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2022年6月24日 (金)

プレイバック北条時宗・(02)ふたりの母

誕生した赤子を囲んで北条館は笑顔が絶えません。ただひとり、母の涼子(あきらこ)を除いては──。涼子輿入れを手助けした北条重時は北条時頼夫婦の不和に責任を感じ、我が子誕生を祝う北条の者たちはみな親の仇だからと、出産後に気持ちが乱れる涼子の気持ちを松下禅尼は代弁します。こうなることも覚悟の上で意地を通したことを松下禅尼に言われると、じゃあどうすればいいのだと頭を抱えます。

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2022年6月21日 (火)

プレイバック北条時宗・[新] (01)鎌倉大激震

文永5(1268)年1月1日・玄界灘──。

雷鳴轟く夜の荒波を、一艘の小舟が航海しています。はためく帆を支えるために多くの男たちが波をかぶりながら綱を引っ張り、やっとの思いで船を前に進ませています。
やがて嵐が通り過ぎ、甲板の上には疲れ果てた男たちが多数横たわっています。その中の一人が、遠くを見て叫びます。「日本だ! 日本だ日本だ!!」 博多です、と男に言われて船の奥から出てきた男は潘阜(はんぷ)。

一方、それを迎える側の博多では、異国船がやってきたというので役所から兵士たちが海辺へ駆けつける騒動になっています。

潘阜が大事そうに胸に抱える文箱の中身は、モンゴルの皇帝・クビライ=カァンからの交易と親睦を求める国書でありますが、その最後には、穏やかならぬ言葉で締めくくられていました。もし日本が断れば、武力で日本を制圧する──。

「……いよいよ来たぞ」 この難局を乗り切ろうとする日本の代表は弱冠18歳、執権の北条時宗であります。クビライと相対する器が、あると思うか? 時宗が問うと、以前からクビライの情報を時宗に送っていた博多の商人・謝 国明は、時宗を見据えて力強く頷きます。

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2022年6月19日 (日)

大河ドラマ鎌倉殿の13人・(24)変わらぬ人 ~範頼の謀反疑う頼朝 大姫入内計画~

無事に鎌倉へ戻ってきた源 頼朝と万寿を、北条政子らは喜んで出迎えます。今回は万寿に助けられた形ですが、やるべきことをやったまでと、その活躍を特にひけらかすようなこともありません。「わしはまだまだ死なぬ」と頼朝はみなを安心させます。せきばらいをする大江広元を見て、政子たちはそそくさと退場するのですが、出ていこうとする北条義時を頼朝は引き止めます。

頼朝不在中に源 範頼が鎌倉殿になろうとしていたという広元の告げ口は、三善康信が早とちりして鎌倉に謀反が起きる前に代理を立てねばと焦ったことから始まるわけで、範頼に謀反の気持ちはさらさらないことは康信は重々承知をしています。ただ、将軍逝去と次の将軍の申請の書状を頼朝側が入手したことで、火消しに回る前に頼朝の疑念の気持ちが大きく膨らんでしまいます。

──富士の巻狩りで起こった、頼朝の暗殺未遂。その余波が鎌倉を揺るがしている。野心を見せた者を頼朝は許さない──

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2022年6月17日 (金)

プレイバック草 燃える・(16)人質

寿永2(1183)年7月、鎌倉の海で木曽義高と大姫が無邪気に遊んでいます。大姫の、婿さまに対する恋ごころは日に日に膨らんでいき、義高もその思いにこたえるように大姫に付き合って一緒の時間を過ごします。義高についてきた従者たちも特に邪魔するでもなく、2人の様子を遠巻きに見守っています。風が強くなってきたからとさつきが呼びに来ると、2人は仲良く手をつないで御所に帰ってきました。

北条政子も2人の仲睦まじさには目を細めつつ、たまには義高をひとりにしてあげようと大姫を諭して義高を解放(?)します。義高を見送りながら、大姫は「わたしね、義高さまが大好き」とまっすぐに政子を見つめて言うのですが、さつきに言わせれば、年上の兄を慕うような気持ちなのかもしれません。そうねぇ、と頷く政子は、兄を慕う気持ちを考えてみています。

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2022年6月14日 (火)

プレイバック草 燃える・(15)愛のかたみ

名越・北条館──。心配した頼朝に遣わされて、安達盛長が北条館に来てみますが、門番をはじめだれ一人としておりません。伊豆に帰ると宣言した北条時政の言う通り、引き払ってしまったのかと盛長は焦りながら館の中に声をかけ続けますが、「え? 何か?」と北条義時が出て来ました。ホッとした盛長は頼朝を安心させるために義時を御所に連れていきます。

義時の顔を見た頼朝は、よほど安心したのか思ったとおりだと大笑いです。頼朝は義時が鎌倉に残ってくれた嬉しさで、自分の名馬「池月」を褒美にとらせると言い出しますが、義時にとってはたかが父と下向しなかっただけで褒美をもらえるというのは違うと断ります。しかし頼朝は嬉しくてどうしても褒美をあげたいのです。それでも義時は、褒美はいらないと固辞します。

この話を盛長から聞いて、上総介広常は自分がへそを曲げて上総に引き上げたら真っ青になると言いますが、北条の者たちが伊豆へ引き上げたとなると、頼朝の身内のいわば自分の手勢がいなくなるのと同じなので、頼朝も相当堪(こた)えたのでしょう。和田義盛は、時政もやりおると笑います。そんな会話を梶原景時はただ黙って聞いています。

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2022年6月12日 (日)

大河ドラマ鎌倉殿の13人・(23)狩りと獲物 ~富士で頼朝暗殺計画 曽我の敵討ち~

富士の狩りの前に北条時政とふたりきりになり、曽我兄弟について梶原景時が動いていることを北条義時はこっそり打ち明けます。しかし時政に「あれはただの敵討ち」と動じる様子はありません。敵討ちに見せかけて源 頼朝への謀反を企んでいると伝えると、時政の表情が急変します。「父上は……利用されたのです」

──最高指導者の暗殺。歴史上、権力の絶頂で命を落としたものは多い。鎌倉殿、源 頼朝もまた、冷たい刃が迫っている──

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2022年6月10日 (金)

プレイバック草 燃える・(14)政子狂乱

寿永元(1182)年11月。源 頼朝の嫡男・万寿は、元気いっぱいにお乳を飲んで健やかに育っています。万寿の乳付けの乳母には河越重頼の妻・純子が、乳母筆頭には比企能員の妻・重子が選ばれます。いずれも頼朝の乳母であった比企尼の娘たちです。ふたりは「んーぱっ」とあやして、万寿が屈託のない笑顔を見せます。そして乳母には他にも平賀義信の妻、梶原景時の妻などが選ばれていました。

北条政子は、朝冷え込んだからと万寿の様子を見に来ます。厚着をさせてもひ弱な子に育つし、数日前から出ていた赤い斑点も気になります。あれこれ心配する政子に、重子は「あたくし8人も子どもを育てておりますの」とやり込めます。政子も負けずに、生みの親もたまには万寿を抱きたいと訴えますが、小ばかにしたように笑って、眠った万寿を横にさせるために奥に引っ込んでしまいます。

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2022年6月 7日 (火)

プレイバック草 燃える・(13)若君誕生

養和2(1182)年1月。鎌倉御所は前年6月に造営が成り、侍所の別当には和田義盛が かつての源 頼朝との約束通り任命されていました。頼朝はさっそく伊勢神宮に奉納する文案を作るように命じ、三善康信が考え全成が清書をするという分担制で完成させます。その康信は名を「善信」と改めて頼朝の有能な事務官僚として活躍し始めていました。

御所内で暮らす大姫は北条政子に、自分にはどうして弟や妹がいないのかを尋ねます。北条保子が懐妊して今月が産み月らしく、「きっと男のお子さまですわよ」とのさつきの言葉も合わさって、政子はこればかりはと戸惑い気味です。お付きの佐々木盛綱(三郎)から頼朝が由比の浦で犬追物を催すと聞いた政子は、犬追物のどこがおもしろいのかと少し苛立ちながらつぶやきます。

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2022年6月 5日 (日)

大河ドラマ鎌倉殿の13人・(22)義時の生きる道 ~頼朝、征夷大将軍に 義時の子育て~

天罰だ──。最愛の妻・八重を亡くした悲しみに打ちひしがれる北条義時を三浦義村が励まします。「私はちっとも悔やんでいません。充分楽しかったし、私はとっても満足」と、義村は八重の最期の言葉を伝えます。そして夜、子どもたちが寝静まっている時に金剛を前に座らせた義時は、鶴丸を恨むヒマがあるなら母を敬えと諭します。父は、立派に育て上げてみせる……義時は言い聞かせます。

──日本中が源氏の名の下に平定された。しかし、その道のりには多くの別れが。頼朝はいよいよ上洛実現を目指す──

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2022年6月 3日 (金)

プレイバック草 燃える・(12)飢餓亡者

養和元(1181)年一月、平 清盛は前の年の11月に都を福原から京に戻していました。比叡山や園城寺の勢力と手を組んで、政治を一新したいという清盛の願いもむなしく、半年後の還路でした。

その京に伊東祐之が来ていました。伊東の名前を出して平家に加わりたいと屋敷に掛け合いますが、ボロボロに破れた直垂に髷(まげ)は散切りで、辺りに転がる民たちの死体と同じような格好に、門番は祐之の申し出を一切受け付けず足蹴にします。追い出された祐之は失意のまま、うっすら雪が積もる京をとぼとぼと歩き出します。非常な祐之でさえ、飢餓のあまり人肉を食らう乞食に目をそむけたくなる光景です。

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