南ケ丘線 (22)番ヒストリー「南ケ丘48」・第11回 諸説アリ
バス停コードの説明については、『西鉄バス全仕事2』に詳細に説明してありますが、簡単に申し上げると──バス停には「6ケタのバス停コード」と「2ケタの方向コード」の計8ケタで構成されるコード番号というものがありまして、ここでは「6ケタのバス停コード」を見ていくことにします。これは各バス停に掲出の時刻表左上にも記載されていますので、見つけることは比較的容易です。
このシリーズにおいて(22)番のバスルートは、上図まで成長しました。ここで「上図で掲載しているバス停」が、現在(正確には今年3月末時点)まで存在しているバス停のコード番号を見てみたいと思います。『西鉄バス全仕事2』ではP145~147、該当バス停を抽出したものが次の表です。
最左列の6ケタの番号がバス停コードです。ここで抽出したバス停のほとんどにおいて、コード番号が10おきに付番されていることがお分かりいただけると思います。これは必ず10おき! というわけではなく、路線によっては20おきに付番されているところもあります。南ケ丘線のくくりでのコードの先頭は、旧3号線(現 県道112号線)から枝分かれして最初の「東白木原(現 白木原四丁目)」バス停です。
表の後半、770850、770870、770880の3つの番号が抜けていることがお分かりいただけると思います。ここで欠番になっている3か所のコード番号を推理してみましょう。表と路線図を照らし合わせると、「福農入口」「武蔵台高校」「杉塚」の3か所が表に含まれていませんので、そのまま当てはめて、770850が福農入口、770870が武蔵台高校、770880が杉塚ということが推定できます。福農入口よりも先に誕生した福農前バス停が770860であることを考えると、あながち間違いではなさそうです。
もうひとつ! 1つだけ仲間はずれがあるのがお分かりいただけますでしょうか。そう、それは「下大利一丁目」、ここだけは前後のバス停と5刻みになっていますね。これはどういうことかと言いますと、あらかじめ10おきに付番している路線に、新しくバス停を設置することになった場合、その間の番号をつける(ことが多い)のです。下大利駅が“770700”、上大利が“770710”と10おきになっているところに、新しく下大利一丁目を設置する。この時にはその間の番号(だいたい半分の番号)をつけるわけです。結果、“770705”が付番されています。
これらで何が言いたいのかといいますと……バス停コード自体はもちろんですが、バス停コードを設定されたのが「福農入口」を新設した昭和59(1984)年ごろから「下大利一丁目」を新設した昭和62(1987)年ごろということが分かります。別の路線を見てみれば、コード設定の時期をもっと絞ることができますが、ここではそれが目的ではないので、ざっくりと“この時期”ということだけ触れておきたいと思います。
前置きが長くなりましたが(←前置きだったんかいw)、これを頭の片隅に置いておいて、本題に参りましょう。
南ケ丘線(22)番において、昭和63(1988)年~平成元(1989)年の南ケ丘地区のバス停名称変更の次の変更点は「杉塚公民館前」バス停の新設です。この地区のゼンリン住宅地図を見てみますと、おおよそ平成元年ごろだと思われます。新設場所はバスルートが九州自動車道をくぐるところ、後に整備されてしっかりしたバスカットが設置されましたが、あの場所です。
そこで前置きでもお話しした、“バス停コード新設の場合の付番ルール”というのが生きてきます。新設の場合、前後のバス停コードの間をとる、という話ですね。ここでは杉塚770880、塔の原770890なので、杉塚公民館前770885というのが推定できます。ちなみにこの推定のお話、天拝坂団地ができて天拝坂ルートが開通した時にもう少し掘り下げますので、ひとまずはここまでにしておきましょう。
というわけで、バス停コードでみた南ケ丘線(22)番ですが、次のようになります。
770680 東白木原 (現 白木原四丁目)
770690 東下大利 (現 東大利)
770700 下大利駅
770705 下大利一丁目
770710 上大利
770720 日の浦
770730 小水城
770740 南ケ丘一丁目
770750 南ケ丘四ツ角
770760 小学校前 (現 大野南小学校前)
770770 南ケ丘五丁目
770780 牛頸
770790 平野ハイツ入口
770800 平野ハイツ商店街前
770810 平野ハイツ
770820 緑ケ丘
770830 平田
770840 大佐野
[770850 福農入口]
770860 福農前
[770870 武蔵台高校] (現 まほろば号都府楼南)
[770880 杉塚]
[770885 杉塚公民館前]
770890 塔の原
770010 西鉄二日市
※ [ ]内は推定
続いての変更点は「武蔵台高校」バス停の移設です。おおよそ平成3(1991)年ごろだと思われます。ちなみにシリーズ第6回で『“校内にバスが乗り入れていた”という実績を探しましたが、ついにそれらしいものは見当たらず』とつづりましたが……校内ではありませんでしたが、校舎近くにバス停が移設されていたことが新たに判明しましたので、ここで合わせて補足しておきますね。
『武蔵台高校』バス停とバス転回場のもともとの位置は、グラウンド下のあたりです。それが、高校周辺の天拝坂団地造成により立ち退きが必要になり、次の路線図のような位置に移設されました。バス停位置は赤丸のところです。分かりやすいように、天拝坂団地の主要道路を点線で示しておきます。
今回は新設バス停が1、既設バス停の移設が1で、目立った変更ではありませんが、路線自体は次の地図のようになりました。さて次回ですが、いよいよ新しいルートが生まれます。いよいよです──。
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