南ケ丘線 (22)番ヒストリー「南ケ丘48」・第19回 未来予想図XXII
前回は、杉塚ルートが廃止されて以降、南ケ丘四角バス停移設、下大利一丁目エリアの踏切ルートから大利アンダーパスルートへの変更を経て、平田~西鉄二日市間に路線短縮された現在までの変遷をお届けしました。
「過去」を調べて「現在」まで綴ったならば、次は「未来」となるわけで、今回は路線沿線民として「こうなったらいいなぁ」という希望を、3点挙げてみたいと思います。当然、素人考えで利益度外視した上でのお話なので、実現可能性としてはゼロだと思うのですが、まぁ冗談半分でご覧いただけたらと思います。ちなみにタイトルは、本家に倣ってローマ数字で「22」を表していますw
(1) 天拝坂地区バス停改称
現在、天拝坂団地内のバス停は「天拝坂第一」から「天拝坂第四」まで4か所あります。西鉄バスのバス停でも、「地名+第〇」とつけられた名前のバス停はけっこう存在します(下表)が、その最大値は糟屋郡志免町にある「桜丘第五」と、北九州市小倉南区の「四季彩の丘第5」の「第五」です。天拝坂はそれに次ぐ「第四」にあたる、ということになります。



【それゆけ!! Kassy号~♪『西鉄バス全仕事』令和3年7月】より
それだけに第〇というバス停名称も、ある意味保存する価値のある名前と言えるかもしれませんが、かつて第10回『銘板に偽りなし』で南ケ丘地区の名称が変わったことを取りあげたこともあり、それと同じことが天拝坂団地内で起きたとしたら、という前提で考えてみました。
例のごとく、現在のバス停名称に○丁目■番△号という「住居番号」の丁目を書き入れて、位置関係をおさらいしてみましょう。丁目の付番順は「第四」から「第一」なんですねえ。もちろん「第一」から「第四」はバス停の設置順ではありますが、住居番号の付番ルールも大まかにありまして、それに倣って付けていけばこうなった、というだけのお話です。
それを分かった上で、丁目に合わせてバス停名称を改めた場合はこのようになります。6丁目エリアに接するのは「第二」「第三」「第四」とあり、そのいずれも「六丁目」と付けてしまうと、他方の2か所が「じゃあここは!?」となることは必至なので、バス停名称からは思い切って外しました。バス路線の外側にある丁目をそのまま採用した感じです。連続にならなかったのはご愛嬌ですw
続きまして。せっかく住宅ばかりの団地内に学校が2校もありますので、これを生かすという手もありますね。丁目でつけた案をベースに、学校最寄りのバス停2か所を次のように変えてみたら、本当にありそうなバス路線のような出来上がりで、しっくりくるようになりましたよ。どうですか?
(2) バス停間の長いところに新設バス停
バス停間の適正距離ですが、実はこれという距離が定められているわけではなく、各自治体が「交通空白(不便)地域」として独自に設定しているに過ぎません。バス停から独自に設定した距離で円を描き、その円外にあたるエリアを「交通空白(不便)地域」としているわけで、その地域が出てこないよう、その距離を“バス停間の適正距離”と考えてバス停を設置しているということがあります。
その各自治体が独自に設定した距離を整理したところ、バス停からの距離は“「250m」「300m」「500m」「1km」を超えない範囲”となり、国土交通省ではこの数値を定義“例”としています。【国土交通省『事業評価を通じた地域公共交通確保維持改善事業の効果的実施に向けて -ガイダンス-』平成25年11月】より
ちなみに福岡市の西鉄バスの例では、『公共交通空白地』はバス停から概ね1キロメートル以上離れ、かつ、鉄道駅から概ね1キロメートル以上離れた地域をいい、『公共交通不便地』はバス停から概ね500メートル以上離れた地域(鉄道駅までの距離が概ね1キロメートル未満の地域及び公共交通空白地を除く)をいいます。『公共交通空白地等』は
(ア)公共交通空白地
(イ)公共交通不便地
(ウ)公共交通不便地に準ずると市長が認める地域
(エ)路線バス又は鉄道に係る路線の廃止等に伴い(ア)から(ウ)までに掲げる地域となるおそれのある地域
と設定しています。また自治体によっては、大分県由布市のように起伏・勾配を考慮に入れて設定しているところもあります。
バス停間の適正距離はおよそ500m程度が理想と考えると、現在の(22)番のバス停間距離において長い区間となっているのは、赤い太線で表した「平田~福農前」間・「天拝坂第四~杉塚公民館入口」間・「塔の原~西鉄二日市」間の3か所に存在することが分かります。
たとえば「平田~福農前」間ですが、この付近を運行する太宰府市コミュニティバス『まほろば号』は、開設当初は(22)番も走っている新道ルートを運行しておりまして、その中間地点に「大佐野台入口」バス停がありました。
それが土地区画整理事業の完了に伴い、『まほろば号』は旧道ルートに変更されたのですが、そのタイミングで「大佐野台入口」バス停もそのルート上に移設された経緯があります。ということは、もともと「(旧) 大佐野台入口」バス停が設置されていた場所にバス停跡があるわけで、そのスペースを利用して(22)番のバス停を設置しては? という提案です。ちなみに本家「大佐野台入口」は別の場所にあるので、誤解を招かないように、設置するバス停は「大佐野台前」という名前にでもしておきましょうか。
こんな具合で、バス停間の適正距離の定義を超える3か所それぞれにバス停を設置したとしたら、このような“案”になります。特に「(仮)天拝坂入口」や「(仮)塔原東一丁目」は、ここにバス停置いたら交通に多大な支障を与えるだろ! という、設置を認められそうにない場所に強引に置いたので、実現可能性はまったくないことだけお断りしておきますw 「交通空白(不便)地域」を少しでも少なくして、お客さんに乗っていただけるようにするという大義名分だけを重視した結果です。
(3) JR駅へ路線延伸
これもほぼあり得ないお話ですが、「佐野東土地区画整理事業」が完了したことで、新駅設置の構想が消えそうで消えない(仮称)JR太宰府駅が開業したとして、この駅までバス路線を延伸させたとしたら、を考えてみました。現(22)番ルートからこの駅へのアプローチは、天拝坂第一から直接駅にというルートが最短ではありますが、駅のところではアンダーパスにかかってしまうため、駅に乗り入れるルートとしては、『まほろば号』ルート沿いの水城西小学校付近からになると思われます。
この部分で延伸されたら、天拝坂や長浦台エリアからJR駅へ接続という、需要はまあまあありそうな印象ですけど、そう簡単な話ではなさそうですね。難所と言えば天拝坂方面からの「平田」でしょうか。交差点を右折しなければならないため、バス停設置場所的に右折後という位置になりそうです。
さて、第0回から第19回まで20回分つづってきましたこのシリーズ、次回(第20回)がいよいよ最終回……?
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