大河ドラマ江 ~姫たちの戦国~・(47-4)総集編第四章・三姉妹の絆 〜大坂城炎上!〜
(40)親の心
江(上野樹里)は、8歳になる長男・竹千代が病弱に育ったのは福(富田靖子)のせいではと思い悩む。そんな母をけなげに励ます聡明な次男・国松が、江にはいとおしくてならなかった。一方、大坂では淀(宮沢りえ)が、秀頼(太賀)と側室の間に生まれた子・国松をことのほかかわいがり、常高院(水川あさみ)は、家族の輪に入れずにいる千(忽那汐里)をふびんに感じていた。
秀頼との対面以来、家康(北大路欣也)は大坂城を取り囲むように築城を行っていた。豊臣との戦に備えるかのような父の動きを、秀忠(向井理)は不快に感じるが、いまだ実権を握る大御所に苦言を呈することもできない。
江戸城内で、江の国松溺愛を察した家臣たちから「世継ぎは国松」といううわさがささやかれ、焦った福はなんと自ら駿府に出向き、「竹千代を世継ぎに」と家康に直訴する。ほどなく江戸に現れた家康に「世継ぎは竹千代」と告げられ、江は激怒し家康に詰め寄る。家康は、むしろ跡継ぎをめぐって家中が乱れている状況を嘆き、秀忠の将軍としての自覚を促す。しかし、跡継ぎ問題は解決せず、城内では、国松を推す江と、竹千代ひとすじの福との争いが続いていた。そんな折、大姥局(加賀まりこ)が病に倒れる。大姥局は、秀忠に父子でよく話し合うよう忠告。江には「何があろうと、母が子を諦めてはならない」という言葉を残す。
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