大河ドラマ篤姫・(51-5)総集編・第五部 無血開城 〜天樟院、大奥激動〜
(44)龍馬死すとも
徳川家茂(松田翔太)のいなくなった大奥は寂しさに包まれていた。跡を継いだ徳川慶喜(平岳大)は京にあり、薩摩長州との戦いに備えている。天璋院(宮崎あおい)は、主のいない大奥の危機をひしひしと感じていた。
一方、小松帯刀(瑛太)は西郷吉之助(小沢征悦)、大久保一蔵(原田泰造)とともに岩倉具視(片岡鶴太郎)の元にいた。岩倉は、幕府を武力で倒すべきと主張。それに同意する西郷と大久保に、帯刀は衝撃を受ける。帯刀は坂本龍馬(玉木宏)から和をもって幕府を倒す大政奉還(たいせいほうかん)の策を聞き、その実行を決意。諸侯の集まる会議の席で、政治を幕府から朝廷へと返す大政奉還の意義を熱弁する。
慶喜が政権を返上するとの知らせが届いた大奥は動揺する。天璋院もどうして良いか分からない。そんな中、庭田嗣子(中村メイコ)が倒れ他界し、静寛院(堀北真希)は深い悲しみに包まれる。
帯刀は薩摩へと帰る数日前、龍馬と日本の未来について語りあっていた。しかし薩摩に帰った帯刀の元に届いたのは、龍馬暗殺の知らせだった。天璋院は勝(北大路欣也)から大政奉還の意味と、それに命をかけた龍馬の存在を知る。そして、ある決意を大奥の皆の前で語り始める……。
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