プレイバック獅子の時代・(51)獅子の叫び [終]
今年放映の大河ドラマ『八重の桜』関連ということで、
幕末から明治期を時代設定とした2作品『新選組!』『獅子の時代』を
プレイバックシリーズとしてお届けして参りました。
今回、その『獅子の時代』がついに最終回となりました。
拙文をご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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明治17(1884)年11月1日 午後8時。
目印の白木綿をつけた農民たちは、
吉田村 椋神社境内に集合。
農民たちの間にも、いよいよだという緊張が伝わっています。
秩父困民党の「軍律」です。
第一条 私ニ金品ヲ掠奪スル者ハ斬
第二条 女色ヲ犯ス者ハ斬
第三条 酒宴ヲ為シタル者ハ斬
第四条 私ノ遺恨ヲ以テ放火其他乱暴ヲ為シタル者ハ斬
第五条 指揮官ノ命令二違背シ私ニ事ヲ為シタル者ハ斬
(wikipedia「秩父事件」より引用)
蜂起とともに、3人が
大宮郷の警察と郡役所へ請願書を届けることになっています。
それを聞き届けてくれるかどうかは分かりませんが、
やれるところまでやる、というのが今の目標です。
総理の田代栄助は、みなを見渡しながらつぶやきます。
「みな、命さ大事にな」
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