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お乗り換え〜♪

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カテゴリー「NHK大河1996・秀吉」の23件の記事

2017年3月28日 (火)

プレイバック秀吉・(23)半兵衛の死

デカンショ祭りの季節が間もなくやってくる。

ここは丹波篠山、デカンショ節に歌われるように
山に囲まれた厳しい暮らしの中で
人々が工夫を凝らし、生み出した数々の名産を誇る町。
「ぼたん鍋」「黒豆」「栗」「山の芋」

しかし戦国時代、ここも欲望渦巻く土地であった。

周囲の山々に点在する戦国の城。
その一つ、丹波富士とも言われる高城山にそびえていた
波多野秀治の居城・八上城。

かつての面影を辿ってみると、そこには
光秀の母が磔になったといわれる松の跡がある。

青々と茂る木々に囲まれたこの場所で
なぜかこの松だけが何度植え替えても
枯れてしまうという──。

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2017年3月24日 (金)

プレイバック秀吉・(22)母御前、はりつけ

ポルトガル──。

「カルタ・carta」「ボタン・botão」
「メリヤス・melas」「コンペイトウ・confeito」
「カステラ・bolo de Castela」

南蛮人の到来により、日本語になったポルトガル語は
食べ物や着るものを中心に広まった。

南蛮人の上着である「襦袢・gibão (じゅばん)」は
日本では着物の下に着られ、やがて肌着となった。
南蛮人のズボンである「軽杉・calção(かるさん)」も
現代の農村に仕事着としてその名が残っている。

馬の蹄鉄も、南蛮から入ったもののひとつである。
それまでは、わらじで作った沓(くつ)で
馬の足を守るだけであった。

「ビー玉・vidro-dama」「シャボン・sabão」
「かぼちゃ・cambôdia」「天ぷら・tempora」

秀吉たちが出会った南蛮文化。
その息吹は、現代にも生きているのである──。

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2017年3月21日 (火)

プレイバック秀吉・(21)命の重さ

戦うばかりが能ではない。

調略、同盟を結び、互いの領土の安全を保証する。
その時、戦国大名は往々にして人質を差し出した。

徳川家康は、その少年期を人質として過ごし
信長の妹・市が浅井長政に嫁いだのも、一種の人質であった。
「わたくしはあなた様の妻にございます」

天下布武を達せんとする織田の勢力、
しかしそれは、数々の人質によって支えられていた。

明智光秀は伊丹有岡城・荒木村重のもとに長女・さよを嫁がせ
新参・小寺官兵衛も最愛の息子・松寿丸を
秀吉に差し出し忠誠を示していた。

いったん事あらば、それは人質の死を意味する。
彼らはいわば、身を守る術も無く
戦いの最前線に置かれたのである──。

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2017年3月17日 (金)

プレイバック秀吉・(20)軍師の条件

信長は、安土城を飾る全ての軒瓦に緊迫を施した。
『安土城出現』
日本のルネサンス・安土桃山文化の開花である──。

織田信長の思想を象徴するこの城は
装飾、構造の特異性において
日本の建築史上、類を見ない。

宣教師フロイスによれば、この城はヨーロッパの
最も壮大な城に匹敵する豪華で完璧な建造物であり
海外にもその名を馳せた。

完成から焼失までわずか1年あまりの幻の城。

安土→岐阜 75km
  →清洲 100km
  →岡崎 140km
  →伊勢 75km
  →北庄 135km
  →敦賀 75km
  →京都 60km
  →堺  100km
  →播磨 150km

琵琶湖に面した安土城は水路を使えば京までわずか1日たらず。
さらに、近畿・東海・北陸の3文化圏の中央に位置した。

天下を見渡す豪壮華麗な安土城。
夢まぼろしのごとく消え去ったが、
その意志は秀吉の大坂城へと受け継がれるのである──。

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2017年3月14日 (火)

プレイバック秀吉・(19)父の家出

少年:ねえねえお茶飲みに行こうよ、お茶。
女子校生:行かない。

……人をお茶に誘うのは難しい。
そこで! 目指せお茶会! 「豊臣クン出世すごろく」!!

ふりだし─[3]→3・座敷をのぞく
信長は、茶の道具に莫大な値段をつけることで
茶の湯という行為に特別な価値を作り出した。
“怒られて……1コマさがる” →2

2─[5]→7・一夜城つくる
信長は、手柄の褒美にそれらの茶道具を与え
家臣たちの名誉心を煽った。
“4コマすすむ” →11

11─[1]→12・ちょっと一服 一回休み
また信長は、自分の許可なく
家臣が茶会を開くことを禁じた。
茶を政治の道具に使う、これが「茶の湯御政道」である。

12─[6]→18・BOMB! 浮気バレる ふりだしにもどる
後に、この考えを引き継ぎ、発展させたのが秀吉である。
……が、それはあくまで後の話である──。

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2017年3月11日 (土)

プレイバック秀吉・(18)切腹命令

岐阜、関ヶ原に続く東海道を抑えた信長の安土城。
比叡山より京を臨む光秀の坂本城。
そして北国街道に目を配る秀吉の長浜城──。

琵琶湖を中心に築かれたこの3つの城は
軍事・経済上の重要な拠点であった。
さらに僅かな時間で往復できる
水路を利用して緊密に結ばれていた。

光秀・秀吉・信長の琵琶湖を挟んだ3つのポイントは
天下に鳴り響く「黄金のトライアングル」となる。

無敵のトライアングル。
秀吉・光秀、ふたつの強い力で要所を抑えさせた信長は
さらに次々と試練を与え二人の競争心を煽った。

ふたりにとってそれは辛いものだった。
しかし天下統一の夢に向かって
乗り越えなければならない試練だったのである──。

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2017年3月 7日 (火)

プレイバック秀吉・(17)かあちゃんと母御前

貧しくして尾張中村を飛び出した日吉は
墨俣の一夜城や金ヶ崎の殿(しんがり)など
危険な仕事を次々と引き受けて成功し
ついに小谷城を治める城持ち大名になりました。

それは今日で言えば新興企業で
子会社をひとつ任されたようなものです。

これまでの秀吉は、家族と心の知れた家来だけで
思う存分活躍してきました。
でもこれからはどうでしょうか。

織田家は日本一の大企業に成長し、
秀吉もその重役になり、社員の数は数十万。
巨大な組織の中で新しいエリートも使いこなし、
学歴にも知識にも恵まれた他の重役に
勝るような働きをしなければなりません。

秀吉にもいよいよ人生の飛躍の時期がやって来たのです──。
(以上、原作者・堺屋太一氏による解説)

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2017年3月 4日 (土)

プレイバック秀吉・(16)隠し子発覚!

1543年、種子島からひとりの少女が異国に嫁ぐため海を渡った。
娘の名は「若狭」。
島の鍛冶職人・金兵衛の娘で
夫はこの年、島に漂着し鉄砲を伝えたポルトガル人。

当時、父・金兵衛は
島の領主に鉄砲の製作を命じられていた。

しかしどうしても分からないことがある。
銃の底をふさいでいた、このネジ。
日本にはまだネジを作る技術がなかったのだ。

半年後、父の元に若狭が戻ってきた。
しかもポルトガルの鉄砲職人を連れて。
日本で初めて鉄砲が作られたのはこの年のことだ。

国境を越えた恋……鉄砲伝来にまつわる政略結婚か、
それとも真のロマンスだったのか。
やがて鉄砲生産の技術は、またたく間に広がり
秀吉たち戦国大名の運命を大きく変えることになる──。

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2017年2月28日 (火)

プレイバック秀吉・(15)どくろの盃

小谷城のふすま絵をお市が寄贈して作ったと伝えられる屏風。
その優しい色彩は、お市の人柄をしのばせる。

滋賀県湖北町にある小谷山。
ここに、浅井家の居城、難攻不落の山城として知られた
小谷城がそびえていた。

今は、礎や土塁が残るだけで、
周りの「血原」「血川」という地名に
戦の痕がしのばれる。

この小谷城で、お市は命を懸けて兄・信長と戦った。
しかし秀吉は、お市とその子どもたちの命を
何としても助けたかったのである──。

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2017年2月24日 (金)

プレイバック秀吉・(14)小谷落城

「チャウシェスク大統領処刑 (ルーマニア 1989年12月)」
「毛沢東主席死去 (中国 1976年9月)」
「キム・イルソン主席死去 (北朝鮮 1994年7月)」

トップの死。
現代においても、トップの死は
国の内外に大きな衝撃と混乱を伴うことが多い。

特に、長い間トップの座にあったり
絶対的カリスマ性をもっていた場合、
死亡後の混乱が大きく、後継者の決定、
ひいては政局の安定までに時間がかかる。

領主の個人的能力よって
栄えるも滅びるも紙一重という戦国時代。
現代と違って、お館さまの死は
国の存亡に重大な影響を及ぼす。

甲斐から西に攻め上ってきた武田信玄は
その途上、自分の死に望んで
影武者を立て、3年間は死亡を秘密にせよと指示した。
しかし、敵の知るところになっても
同盟国の北条氏がだまされつづけるという皮肉な結果となる。

「武田信玄は死んだぜ……」
重大情報をいかに早く手に入れるかが
勝敗の分かれ目になる──。

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