プレイバック北条時宗・(49)永遠の旅 [終]
大元・大都で粛々と政務を行うクビライ・カアンのところに、日本に差し向けた遠征軍が台風で全滅したとの知らせが入ります。「海はわしを受け入れぬのか」とクビライは愕然とします。間髪入れず、次の遠征軍を送る用意を命じますが、息子チンキムはこれ以上の犠牲に反対を唱えます。出ていけと、クビライはチンキムを追放します。
弘安の役が終わると、北条時宗は無学祖元を開山として円覚寺を建立します。日本軍と蒙古軍で失われた多くの命を供養するためです。祖元は民が時宗に感謝しているだろうと笑顔ですが、時宗は自分の生きているうちに償いができてホッとしているところです。横に座る北条時広に、自分の死が近いことを打ち明け、政から退く決意を固めます。
最近のコメント