プレイバック樅ノ木は残った・総集編 後編
伊達仙台藩62万石の当主・亀千代丸に毒が盛られたその夜。
家老の原田甲斐は伊達兵部邸に籠で駆けつけます。
「真夜中に……急用かな」と、兵部は怒るでもなく呆れるでもなく
甲斐が駆けつけることを予想していたかのような周到さです。
ただ、藩邸内で“食あたり”と多少ぼかして言った甲斐に
あくまでも他人事を装いつつも冷静に振る舞っていた兵部は
大罪! 主君殺しの謀略! と腹を立てて“みせ”ます。
甲斐は、亀千代に毒を盛ったのは医師の河野道円だと推測。
しかし道円が亀千代を害した(=殺害した)とて何の利益もないため
道円をそそのかした人物が別にいるのだろう、とも言います。
仮に亀千代が亡くなった場合、一番得をする人間は誰か?
その答えが、道円をそそのかした人物に違いなかろうという推測です。
道円に事情聴取をするのも一つの手ですが、
口封じのためか、すでに道円は切腹して果てています。
最近のコメント