プレイバック武蔵坊弁慶・(32)衣川立往生 [終]
武蔵坊弁慶は、奥州に向かって来ていることを期待して、置き手紙をしておくことにしました。やむなき事情により奥州を立ち去るので、玉虫も小玉虫を連れて北を目指してほしい──。あと何を書こう? と天を仰いでいると、澄が青ざめた様子で飛び込んできました。新婚の夫・片岡経春が澄は連れていけないと言う、迷惑をかけないから連れて行ってほしいと訴えます。
そこへ経春が追いかけてきて、無理やり連れ戻そうとするのですが、夫婦なら離れるでない! と弁慶は経春を一喝します。弁慶自身、妻子を都に残してきたので後悔しているわけです。連れて行ってやってくれと改めて諭し、ふたりの手をつながせます。
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