放送80周年ドラマ・ハルとナツ Haru e Natsu ~届かなかった手紙~ (05)ブラジルへ [終]
5夜連続放送~放送80周年ドラマ・平成17年度文化庁芸術祭参加
昭和27(1952)年6月、ブラジル・サンパウロ州奥地。実の位牌に拓也(31)は、ハーモニカで『渡伯同胞送別の歌』を奏でます。ハル(27)たちと別れて山下家と3年過ごした実は、海野中佐に見込まれて日本に帰ることになり、はなむけに拓也がハーモニカを贈ったのでした。ファゼンダ(農園)を逃げ出しお別れしてから17年、サンパウロで農機具を作ったり修理したりする工場で働いています。
忠次はハルに酒の支度をさせ、再会を祝して飲み明かそうと提案します。ブラジル人と結婚して父の平造を手伝う兄とは違い、機械は苦手だとこぼす拓也は、畑に囲まれて暮らすハルたちを羨ましがります。幼いハルが畑で野菜を育てて感化された拓也は、大学でも野菜や花の品種改良を勉強するほどだったのです。忠次はしばらくここでゆっくりしてはと勧めて、それを横で聞いていたハルはちょっとだけニンマリ(笑)。
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