2023年3月17日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(10)小谷落城

元亀3(1572)年の元旦、信長は新年の年賀を機に長男信忠、次男信雄に次いで、三男信孝の元服を行い、諸国の城主武将たちが慶賀のために参集した。これはまた戦局打開の作戦会議の集まりでもあった。将軍義昭の画策する包囲網作戦に、信長は一大危機を迎えていたのである。前田利家の妻・おまつも、利家について岐阜に来ていた。

木下秀吉が利家を伴って帰宅し、ねねとまつを交えて酒盛りです。小一郎は小谷城包囲のために横山城に詰めています。包囲網も解けず、徳川家康に援軍を送れず、本願寺宗徒も蜂起するこの危機を信長がどう乗り切るか……。心配を振り切るように秀吉が舞っていると、孫七郎が入ってきました。孫七郎を抱き上げあやす秀吉に、子煩悩だから大変だとまつは笑いますが、その言葉は子どものいないねねの心を突き刺します。

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2023年3月14日 (火)

プレイバックおんな太閤記・(09)秀吉生還

元亀元(1570)年4月29日、越前の朝倉攻めに浅井長政が離反し、信長が越前から敗退したという知らせは、信長を信じてきた人々にとってまさに青天の霹靂であった。秀吉の生死も分からぬまま、ねねには地獄のような何日かが過ぎていった。うわさは中村にも届いた。

きいは居ても立ってもいられず、岐阜に行けば秀吉たちの消息も分かるだろうと旅支度をします。侍になったらいつかはこういう日が来ることぐらい分かっていたと、なかは「わしに逆らうた罰じゃ」と怒ってばっかりですが、お気に入りのねねのことになると優しい表情を覗かせます。女のひとり旅だからと、くれぐれも気をつけるように言い置いてきいを見送ります。

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2023年3月10日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(08)小豆(あずき)袋

信長が上洛を果たした翌年の永禄12(1569)年4月14日、信長が15代将軍の座に就けた義昭のために建造中の館が落成した。それは贅をつくしたものであったが、義昭のためというより、信長にとっては自分の威信を世に示す手段のひとつに過ぎなかった。信長上洛以来、京の治安維持にあたっていた秀吉は、改めてその守護職を命じられ京に留まった。いつ帰るとも分からぬ秀吉を待って、岐阜の留守宅を守るねねの暮らしも、はや一年を超えていた。

ねねは下働きのあさと縫い物に勤しんでいます。いろいろ気を遣って大変だとほほ笑むねねですが、ややは木下秀吉に対して怒り心頭です。「お姉さまはお気の毒じゃ。秀吉どのにはちゃんと女子がおられるそうじゃ」 浅野弥兵衛が手紙で教えてくれたらしいのですが、ねねは流言に惑わされるのはならぬとたしなめ、秀吉をかばいます。ややの顔を見て奥に引っ込んだともの部屋から、赤子の鳴き声が聞こえています。

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2023年3月 3日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(07)上洛への道

永禄10年8月、稲葉山井之口城を陥れ念願の美濃を手中に収めた信長は、ただち井之口を「岐阜」と改めて、居城を小牧山から岐阜へ移した。また引っ越しである。

永禄10(1567)年・秋。男たちが家財道具を荷車に乗せて岐阜へ運び入れ、ねねも受け入れをして忙しそうです。夫の弥助が出陣している間 ねねの世話になっているともは、犬千代を抱いたまつに挨拶を交わして荷解きを始めた途端、口を押さえてしゃがみ込みます。奥に行って休ませるねねですが、その様子を見ていたまつは、ともが身ごもったのではないかとねねに伝えます。

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2023年2月28日 (火)

プレイバックおんな太閤記・(06)一夜城主

 辺りを注意深く見渡しながら駆け、川も構わず渡っていく嘉助は、砦の柵にまでたどり着きました。四つん這いになって柵周りを進むも、警備の兵に見つかってしまいます。怪しいものではござらぬ! と、木下秀吉の妹婿であることを主張しますが、たちまち捕らえられて引きずり出されます。騒がしいので様子を見に出てきた小一郎は、嘉助の来訪に驚きます。

焚火の側で飯を食わせてもらっている嘉助を、田舎で何かあったのかと小一郎は心配します。その心配をよそに嘉助は飯をたらふく食い、秀吉の家来になりたいと言い出します。お前は百姓だと小一郎はたしなめますが、秀吉は身内が増えるのは悪いことではないと嘉助を受け入れることにします。喜ぶ嘉助を見て、小一郎はため息をついてあきれ果てます。

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2023年2月24日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(05)墨俣(すのまた)築城

山に入って薪に使うための小枝を切っている小一郎のところに、忍びのみつが駆けつけます。ねねの憔悴する様子を見ていられず、みつの一存で小一郎を小牧へ呼んだのです。突然の救援に、兄・木下秀吉はどうしたのかと疑問に感じる小一郎ですが、じっと見据えるみつを見て全てを察し急いで山を下りていきます。

秀吉の忍びの者・おみつがもたらした知らせは、小一郎を小牧へと走らせた。信長が基康を斬ると言い出したのである。基康を斬ればもちろん人質の秀吉の命はない。

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2023年2月17日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(04)美濃攻略

信長の美濃攻略の下工作として、秀吉が密かに懐柔した尾張の土豪・蜂須賀小六が突如裏切って、美濃の斎藤につこうとしているという。その報に接した秀吉は取るものもとりあえず、単身蜂須賀の屋敷へと馬を駆っていた。

永禄7(1564)年・春。蜂須賀小六の屋敷にたどり着いた木下秀吉ですが、門のところで番人たちに捕らえられてしまいます。斎藤龍興のところへ参じるところの小六は、今日からは敵と味方とニヤリとします。蜂須賀側にもいろいろと事情があり、これまでの盟約を反故にしてでも寝返るしかないわけです。それでも食い下がる秀吉に、誰を主に選ぼうと自分の勝手! と聞き入れようとしません。

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2023年2月10日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(03)同胞(はらから)

木下藤吉郎が城壁を3日で修復すると大口をたたいたことを知り、家事も手につかず心配するねねは、帰宅した藤吉郎に「どうして3日で……どうして」と不安をぶつけます。藤吉郎は、もし約束が果たせなかったら首が飛ぶか腹を斬るかと笑い、余計にねねを不安にさせます。その心配をよそに藤吉郎は誰とも知らぬ客人と酒盛りで、愉快そうな笑い声も聞こえてきます。ねねは藤吉郎の気持ちを測りかねていました。

藤吉郎が普請奉行を仰せ付けられたと聞かされたねねは、気が気ではなかった。当の藤吉郎はいたってのん気な顔をしているが、事の重大さはねねにも分かる。ねねは中村への道を急いでいた。なかは、しとしと降る雨の中を家の前で入りかねているねねに気づき、きいとともに出迎えます。

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2023年2月 7日 (火)

プレイバックおんな太閤記・(02)足軽女房

藤吉郎とねねの新婚生活が始まった。ねねにとって足軽組頭の暮らしは、実家である浅野の養父も同じ足軽組頭であることから、慣れているつもりであった。が、藤吉郎との所帯はいろいろと勝手の違うことばかりであった。

寝起きの藤吉郎は大きく伸びをして、満面の笑みです。その視線の先には、家事に精を出すねねの姿があります。ねねは井戸からくみ上げた水で野菜を洗うと、桶の背面を洗って泥を落とし、その上で野菜を切ります。藤吉郎は一人暮らしで調理は全くしなかったので、調理道具は持っていなかったのでしょう。近所の女たちによろしくと挨拶している時、藤吉郎から呼ばれます。

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2023年1月31日 (火)

プレイバックおんな太閤記・[新] (01)出会い

永禄3(1560)年5月──。夜、清州城の城門を駆け抜けてゆく数十の騎馬武者。それに続いて名もなき足軽たちも遅れじと全速力で走り抜けます。

清洲城下で床についていたねねは、今川軍が襲来かと目を覚まします。外の様子を窺うと、騎馬が東へ向かっています。ねねは、織田軍が清洲を出て今川方を迎え討つつもりかもしれないと考えますが、母のこいは「まさか」と返します。城の評定では籠城と決まったはずで、だからこそ父の又右衛門も城に詰め、自分たちに覚悟を求めていたのです。それでもねねは、蹄の音は清洲から出て来ていると納得しません。

城下の者たちが集まっているところにねねと妹のややも加わります。男は織田信長が鎧と具足を身につけて出陣した様子を目撃して興奮していますが、軍勢の差は明らかで直接戦っても勝ち目はないと嘆くのが多数派です。今川に攻め込まれたら実りの田畑も踏み荒らされるし、ともかく、ねねとややのところは女ばかりなので、何をされるか分からないから早く立ち退いた方がいいと助言を受けます。

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