2023年9月 3日 (日)

大河ドラマどうする家康・(34)豊臣の花嫁 ~秀吉の妹を妻に! 家臣号泣! 数正の真相~

石川数正の妻・鍋は心穏やかに花を活けていますが、ふと自分の置かれた状況を思い出し、目に涙を浮かべています。

天正13(1585)年、羽柴秀吉は公家の最高職・関白に就任。そして石川数正、秀吉の元へ出奔。秀吉は徳川家康に対し、ただちに来てひざまずくよう数正に伝えさせます。従わなければ三河も遠江も焼け野原、という秀吉の脅しに、家康は深く考え込んでしまいます。その出来事は、徳川家中に大きな衝撃を与えました。

三河・岡崎城──。出奔に際し、数正は「関白殿下 是天下人也」という書置きを残していました。数正には何か深い考えがあってのことと酒井忠次はかばい立てしますが、井伊直政は本多正信から書置きを奪い取り、家康を侮辱するものだと反発します。

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2023年8月27日 (日)

大河ドラマどうする家康・(33)裏切り者 ~徳川急変 真田の罠! 数正出奔~

天下の覇権をめぐって羽柴秀吉との決戦に及んだ我らが神の君は、見事なる大勝利を収めたのでございます。が、秀吉は的を織田信雄に絞り、その家臣を次々に調略し、領国を執拗に攻撃。それに耐えきれなかった信雄はあっけなく……。信雄と再び酒を酌み交わす秀吉は、徳川家康にも来てもらうように信雄に促します。家康には人質として、息子を自分の養子にしてもらうつもりです。

「しかる上は、我々三河守と筑前守、和睦せしめんがためにちそう致すべく候あいだ、ぜひ早速に談合せしまば神妙たるべく候」という書状が届き、勝手なことを! と家康は憤慨します。井伊直政は北条と組めばまだ戦えると苛立ちますが、総大将の信雄が和睦してしまった以上、徳川軍には戦う大義名分を失って、個別の戦いに勝ったとはいえ和睦に応じざるを得ない状況に立たされているのです。

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2023年8月20日 (日)

大河ドラマどうする家康・(32)小牧長久手の激闘 ~頂上決戦! 家康VS秀吉 躍動! 徳川四天王~

──天正12(1584)年3月、徳川家康と羽柴秀吉との天下を巡る決戦の火ぶたがついに切られた。家康が陣を構えた小牧山城は、織田信長が築いた城である。家康は榊原康政に命じ、小牧山城を堅ろうな要塞へと作り変えた──。

「このひと掘りが~ドッコイドッコイ 土を固めて足固め~ドッコイドッコイ」と、人夫たちが鍬(くわ)を手にして作業を続けています。我らが神の君に対すること、その正面わずか1里半(=約6km)。秀吉が陣を構えたるは楽田(がくでん)城。実に8万とも10万ともいう未曽有の大軍勢が、その一帯を埋め尽くしておりました。にらみ合いを続けること数日、決戦の時が迫っております。

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2023年8月13日 (日)

大河ドラマどうする家康・(31)史上最大の決戦 ~家康VS秀吉軍 10万激突 逆転の秘策~

北ノ庄城が落ち、城主柴田勝家と妻お市が自害して果てました。これで兄さまの天下と羽柴秀長は喜びますが、「まだめんどくせえのが残っとるがや」と、羽柴秀吉の顔に笑みはありません。めんどくさい相手──徳川家康のことです。秀吉は、酒井忠次が踊る“えびすくい”のメロディに乗せて、「し~ろ~うさぎ、しろうさぎ~」と眼光鋭いです。
その家康は、秀吉を倒すと鼻息荒く睨みつけています。

織田家次男・信雄を擁し、信長の後継者争いに勝利した羽柴秀吉は、天下人への階段をさらに大きく、大きく駆けあがっておりました。天正11(1583)年・大坂──。戦勝祝いに駆けつけた石川数正は、城内に伸びる行列が武士や公卿、坊主など秀吉への挨拶の順番待ちと知り、最後尾に並ぼうとしますが、案内役の秀長は構わず行列を抜いて数正を連れていきます。

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2023年8月 6日 (日)

大河ドラマどうする家康・(30)新たなる覇者 ~次の天下人へ! 進撃の秀吉 市に迫る危機~

本能寺にて、織田信長死す。いざ信長公の仇を討つべく、明智討伐を企てた神の君でありましたが、一足早くそれを成し遂げたのは西国より急ぎ戻って来たこの男(羽柴秀吉 [筑前守])でございました。天下一統を目前にしていた信長の後を継ぐのは誰なのか。新たなる覇者が求められておりました。

まさか備中にいた秀吉が、京に引き返して明智光秀を討つことになるとは、と徳川家康は驚きます。いまの秀吉は、信長の仇を討ったと方々に触れ回っているそうですが、織田の天下はそう簡単には揺るがないというのが酒井忠次の見方です。ともかく、秀吉の好き放題になることを危惧する家康は、彼の動きから目を離さないように忠次に命じます。

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2023年7月30日 (日)

大河ドラマどうする家康・(29)伊賀を越えろ! ~徳川家臣団! 決死の逃亡~

天正10(1582)年6月2日。本能寺周辺で待機している半蔵や大鼠らの前を、無数の兵士たちが進んでいきます。どういうことなんだい? と大鼠はつぶやきますが、半蔵もどういう状況なのか正確なところが掴めず、答えを導き出せていません。そして本能寺は炎上。

堺では、京に向かうところの徳川家康に、茶屋四郎次郎が駆けつけて変事を伝えます。穴山梅雪は、大勢で逃げれば目に付くからと、別行動で逃げることにします。家康は家臣たちに誰も死ぬなと声をかけ、まずは京から離れるべく避難します。備中高松でも変事を知った羽柴秀吉ですが、家康が“わずかな供と堺を見物中”と羽柴秀長から聞いて、ニヤリとします。「こりゃ死んだわ」

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2023年7月23日 (日)

大河ドラマどうする家康・(28)本能寺の変

尾張・那古野城で、12歳の信長少年は必死に書物を暗記しています。父・織田信秀からのプレッシャーもあり、迫られる思いで励んでいますが、ある時発狂して指南役の坊主を押し倒し、力の限り蹴り続けます。駆け付けた信秀が見たものは、暴れて家臣を殴打する手の付けられない信長でした。振り返った信長は信秀にも襲い掛かりますが、信秀には力及ばず。信長は信秀の前から逃げ出します。

そして49歳の信長はいま本能寺で就寝中、わずかな物音に飛び起き刀を抜きます。天正10(1582)年6月2日のことです。気配を感じて振り返った信長は、顔を隠した武者が迫って来ているのに気づきます。刀と刀がぶつかり合い、決闘の始まりです。

京の町にできた人だかりをかきわけ、茶屋四郎次郎が目にしたものは、炎上する本能寺でした。「やられはった! 織田様が討たれはった!」 そして信長を討ったのが家康といううわさが飛び交い、家康の首を取ったら褒美が出るなどと口々に広がっていきます。

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2023年7月16日 (日)

大河ドラマどうする家康・(27)安土城の決闘 ~豪華 安土饗応に潜む陰謀~

寝所で寝ている織田信長は、かすかな物音に起き上がります。カエルの鳴き声に刀を抜き、傍らの滝に近づく信長ですが、ふと気づくと背後に黒頭巾の武士が立っていました。何を言うことなく刀を交え、武士の刀が信長の身を貫きます。信長は最後の力を振り絞り、武士が着ける黒い頭巾をはぎ取り──というところで信長は目を覚まします。天正10(1582)年のことです。カエルの鳴き声も滝もなく、信長はうなだれます。

ついに宿敵・武田を滅し、織田信長公を富士遊覧でもてなした我らが神の君。その返礼に、安土城での祝いの宴に招かれる栄誉に与(あずか)ったのでございます……が。家康は「信長を殺す。天下を取る」と自らの考えを家臣たちに伝えます。本拠の安土ではなく、京で実行に移そうと考えます。京は信長の庭であり、敵への備えは極めて手薄なのです。

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2023年7月 9日 (日)

大河ドラマどうする家康・(26)ぶらり富士遊覧 ~家康、修羅の道~

天正9(1581)年・春。君は武田方が籠城する高天神城を包囲しておりました。徳川家康は、家臣たちが居並ぶ前で月代(さかやき)を剃り上げています。そこに城明け渡しについての矢文が届き、井伊直政が持ってきました。遠江高天神城の城将・岡部元信が、武田勝頼の救援を期待できないと降伏する意思を見せたのです。

元信の首と引き換えに、城兵の助命を求めてきました。家康は矢文を一瞥すると、そのまま無造作に放り出します。降伏は受け入れるなという織田信長の命に従うのです。戦わぬという相手を殺すとは侍の道に悖(もと)ると本多忠勝は説得しますが、家康は無表情のまま「イヤなら帰っていいぞ」と突き放し、皆殺しを命じます。それでも救援に来なかった勝頼の信頼を地に落とすための作戦です。

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2023年7月 2日 (日)

大河ドラマどうする家康・(25)はるかに遠い夢 ~築山事件! 愛妻瀬名たち 家康に壮絶な結末が~

天正7(1579)年・夏──。瀬名が思い描いた“慈愛の国”は、あっけなく織田信長に漏れてしまいます。徳川家康を呼び出した信長は、「お前の家中で起きたことじゃ。俺は何も指図せん」と突き放し、家康の対応を見定めるつもりです。織田家の徳川目付である佐久間信盛は、何をせねばならないか分かるだろうと迫ります。

築山御殿に帰って来た家康を、家族が心配そうに出迎えます。松平信康は自分が責任を取ると切腹を申し出ますが、家康は認めません。こうなれば織田とも手を切るつもりですが、武田に裏切られ織田と手を切れば、それこそ徳川家が危ないと信康は指摘します。瀬名は五徳に、信康と瀬名の悪行を「暴虐で不埒で不忠な母子」と書き連ねて信長に送るように言います。

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