プレイバック炎 立つ・第三部 黄金楽土 (33)秀衡逝く
【アヴァン・タイトル】
藤原基成は、源 義経受け入れに関して秀衡と衝突。ついに袂を分かった。秀衡は義経を擁し、頼朝との戦の準備を進める一方、泰衡は朝廷に和平工作を画策していた。しかし基成は息子・隆実を密かに鎌倉に遣わし、秀衡暗殺計画を頼朝に打診していたのである。それぞれのせめぎ合いの渦中にあった倫子(りんし)は、基成の娘として秀衡の妻として、そして泰衡の母としていずれをもかばうことができず、苦しい立場に置かれていた。
そして暗殺決行の夜、事前に計画を察知した泰衡のおかげで、秀衡は一命をとりとめたかに見えた。が、しかし──。
最近のコメント