プレイバック花へんろ -風の昭和日記- (連続七回)・最終回 [終]
──昭和とは どんな眺めぞ 花遍路──
昭和2(1927)年9月25日。富屋文具店にひとりの海軍軍人が現れ、花井靴院長も慌てて駆けつけます。軍人は清沢烈彦と名乗り、静子とは久々の再会です。烈彦は静子に会わせたい人がいると言って、静子さんをお借りします、と勝二に断ります。戸惑う静子ですが、烈彦の肩越しに勝二が表情をこわばらせながら頷くので、烈彦のいう通りについていきます。
あの人です、と烈彦が呼んだのは環(たまき)という女性でした。結婚してすでに妻ですが、静子にひととおり挨拶すると、島をぐるっと回ってくると言って歩き出していってしまいます。かつて“(静子以外の女性と)絶対に結婚しない”と約束していた烈彦ですが、結果的に結婚したことを静子に詫びに来たわけです。2人の様子が気になる花井靴院長は、釣りのふりして隠れて様子をうかがっています。


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