筑紫路に春を告げる天満宮の“飛梅”。

東風ふかば にほいおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
(菅原道真)

太宰府に流される道真の歌によって京の都から飛んできたという。そしてもう一つ太宰府には梅の文学がある。大伴旅人や山上憶良らが集まって詠んだ梅の歌32首、『万葉集』に有名な梅花宴である。万葉の昔からこの地に縁の深い梅は今では市の花である。

<説明プレートより>