レンゲ畑にすわりこんで花飾りをつくるのに時を忘れたあの日。やわらかな春の陽ざしの中で、レンゲは幼い日を想い出させる。
花の形が仏が座る蓮華座に似ているから蓮華といい、ゲンゲ・ゲンゲンの名でも呼ばれる。かつては田の肥料や飼料として植えられていた。最近また人々の郷愁を誘うのか、あちらこちらに植えられ、紅紫色の可憐な花はよみがえった。

<説明プレートより>